仕事

「一杯くらいいいじゃない」“アルハラ中年”の暴挙を食い止めた、意外な人物

弱みを握ったことで仕事がしやすくなった?

 さすがにW氏もマズいと思ったのかお酒を勧められることもなくなり、すぐにお開きに。彼からは何度も頭を下げられ、「頼むからこのことは内密にしてほしい」と頼まれたため、アルハラの件は上司にも報告しなかった。 「あくまで未遂で飲まされたわけじゃないし、謝罪もあったので。私個人もこの問題を大事にはしたくなかったのと、Wさんへの貸しになって今後仕事が進めやすいかなって打算もあったんです。この一件から転職するまでの2年間担当させていただきましたが、大きなトラブルもなくWさんに飲みに誘われることもありませんでした」  たまたま隣の席で飲んでいた医師が注意してくれたから助かったが、病気で飲めない人への飲酒強要はあまりに悪質。できれば取引先がこんな人間でないことを祈りたいものだ。 <TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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