ライフ

“月20万使った”サウナー女子。「見積もり額は2000万以上…」理想のサウナを作るまでの紆余曲折

まる子さん

サウナ代が「20万円以上の月」も

——初めてのととのいは、どんな状態になりましたか? まる子:これを人に話すと「死にかけてるやん!」って言われるんですが、幼少期の記憶が走馬灯のように出てきたんですよ(笑)。 ——たしかに、あちらの世界に行きかけてますね(笑)。そこから今まで、いくつくらいのサウナに入ってきましたか? まる子:100施設は超えていますね。週7で行ったこともありました。北海道のサウナ巡りをした時は、1泊で5施設行きました(笑)。 ——月にどのくらいのお金をかけていますか? まる子:計算をしているわけではないのでわかりませんが、サウナ目当ての遠征をした時などは、旅費も含めると20万円以上の月もあると思います。

サウナ建設、最初の壁はお金

——サウナに通う人はたくさんいますが、サウナを作ろうとまで考える人はなかなかいません。思い立ったきっかけはなんですか? まる子:ヘッドスパ以外に飲食店もやっているんですが、コロナが広がってからはこうした対面のものだけでなく、非対面の事業も展開していきたいと考えました。それから、社員みんなの夢が叶うような楽しい仕事をやりたいと思っていたのも理由の一つです。「遊びながら働く!」をテーマにしていて、アウトドアや旅行やサウナが好きな社員が多かったので、大好きになったサウナを作ることにしたんです。 ——作ると決意してから、最初の難関はなんでしたか? まる子:やっぱりお金ですね。物件を探していて、神奈川県の三浦半島にある古民家付きの土地を見つけたんです。それが、350万円くらいだったんですが、資金はそれで底をつきました。
次のページ
「三浦」に自分のサウナを作りたいと思った
1
2
3
4
5
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ