数少ないエレベータに大量の住人が押し寄せるせいか、朝の出勤時には電車に乗り遅れそうになり、休日は階上の住民に小馬鹿にされ、高すぎるローンを抱えて生活苦で往生してしまう――。 昨今よく見る“タワマン記事”は、どれもこれも不幸にまみれていて、縁のない庶民としては胸がすく思いであるが、実際のところそうした話はどこまでリアルなのか。本当に住みづらいところなのか。 豊洲に在住して5年目の筆者が、湾岸タワマンの現状を語らせてもらいます。今回のテーマは、「ママ友のマウンティングはあるのか」についてです。 Twitterでこんな話題を見かけたことがあります。 「湾岸奥様のダウンジャケットはMONCLERとCANADA GOOSEしかないの？」 たしかに冬のダウンは、ほぼこの二種類しか見かけません。リアルに98％ぐらいが、どちらかのジャケットを着ている。それより私が気になるのは「子供にまでMONCLER（あるいはNORTH FACEとかPatagonia）を着せるんかーい！」ということでして。 高級子供服「ファミリア」を日常使いしているご家庭も稀にいて、頭がクラクラします。そうかと思えば、勝どき某高級タワマンの最上階に住んでいる専業主婦の奥様は「ユニクロで十分っしょ」と豪語して、普段から子供だけじゃなく自分も全身ユニクロを着ていたりする。 結局、その人次第なんですよね。 感覚的に、豊洲全体では子供服の6～7割がユニクロ・GAP・H&M・GUなどで、それ以外が高級ブランドって感じでしょうか。うちは西松屋も平気で着せてますが。