King & Prince「俺ららしいものができそうな気がする」ツアーへの意気込み語る
7月2日、King & Princeがグループ初となるファンミーティング「King & Princeとうちあわせ」を東京・有明アリーナで開催した。今年5月22日をもってメンバー3人が脱退し、髙橋海人と永瀬廉の2人体制になってから初めてのイベント。「King & Princeとうちあわせ はっじまるよ~!」という掛け声から2人が登場して、最新シングル曲「なにもの」を披露。彼らがステージに立つのは、昨年のアリーナツアーから約9か月ぶりで涙を見せるファンの姿もあった。
会場に集まった1万5000人のファンを見渡しながら、髙橋が「みなさん、元気でしたか!」と呼びかける。永瀬は「半年以上ぶりですね。それにしても、みんな体調良さそうな顔してるなぁ」と笑うと、髙橋も「ファンの人がいるっていうことがこんなにも幸せなことなんだなと感じてます」としみじみ話した。すると、2階席のファンから「髙橋海人ー!」と声が掛かると、「フルネームで呼ばれるのも久しぶり! 大体のファンは俺のこと『海ちゃん』って呼んでくれるから(笑)。それもそれでいい!」と喜んだ。
続いて、ファンミーティングらしいゲーム企画コーナーへ。花道を台車で滑り下りながらポイントを稼いで2人で100点を目指す「花道チキンレース」では、どくろマークに止まってしまった髙橋が、“永瀬廉をお姫様だっこして5回スクワット”の罰ゲームを受けるハメに。もともとグループの中では1番ガリガリだとイジられていた永瀬だが、「俺、最近太ったから。みんなを敵に回すわけじゃないけど、最近初めて56キロを超えた」と告白したあとに観客から謎の拍手が起ると「なんの拍手なん?」とツッコミ。結果的に、髙橋はスクワットを2回もできずに終わり「あんた、ちゃんと男の子だわ……」とギブアップ。ほかにも「借り物競争」では、観客の中から「バナナ(永瀬)」と「納豆巻き(髙橋)」を探して会場中を走り回って、ファンとの交流を楽しんでいた。
その後はスタンドトロッコに乗りながら、「Magic of Love」「名もなきエキストラ」をパフォーマンス。そして、センターに戻ってきた彼らがラストに披露したのは、5人体制時代のシングル曲「Lovin’you」。イントロが流れると、会場の声援がひと際大きくなった。歌唱後に永瀬は、「久しぶりに顔を見れて安心したよね。2人になって初めてみんなの前に立たせてもらったから最初はかたい部分もあったけど一気にほぐれました」と話すと、髙橋も「みんなの笑顔が大事だって、あらためて思いました。本当にありがとう!」と、2人そろって頭を下げた。
イベントの最後には、8月16日に5枚目のオリジナルアルバム「ピース」のリリースと、それを引っさげて8月から12月にかけて全国ツアーを行うことが発表されると、会場は歓声と拍手に包まれた。髙橋は「本当に嬉しいし、みんなも喜んでくれて、こちらこそありがとう。長期間のライブツアーになるけど、それぞれの会場を存分に楽しみたいと思います!」と意気込んだ。永瀬も「2人になって初めての全国ツアーで、僕らもまだ見えてない部分も不安もあるんですけど、今日で安心した。良い意味でちゃんと俺ららしいものができそうな気がしました。新しいアルバムも聞き込んで、ツアーも遊びに来てください!」と呼びかけた。
今年2月、SPA!のインタビューで「アイドルにとっての理想郷はコンサート会場だと思います」と語っていた永瀬。その思いを胸に、ここからまたKing & Princeの歴史を紡いでいく。
取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
約9か月ぶりのステージ
5人体制時代の曲も披露
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