WHITE SCORPION、1周年記念ライブで世界への飛躍誓う「この11人にかけてみて」
12月7日、秋元康プロデュースの11人組アイドルグループ・WHITE SCORPIONが、東京の竹芝ニューピアホールにて、デビュー1周年ライブ「WHITE SCORPION 1st ONEMAN LIVE 〜初撃。〜」を開催した。彼女たちは、‘23年4月にスタートしたオーデイション「IDOL3.0 PROJECT」を経て、同年10月に結成。その後は、ライブやイベントなどの活動を勢力的に行ってきた。今年11月に開催した週刊SPA!主催の都市型サーキットフェス「SPA!FES2024」にも出演して、熱いパフォーマンスを見せてくれた。
この日のオープニング映像には、これまで活動で着用してきた6パターンの衣装で登場するメンバーが映し出されると、会場に集まったスコピスト(ファンの愛称)から歓声が上がった。そして、白と黒の衣装に身を包んだメンバー11人がステージに登場。デビュー曲「眼差しSniper」のイントロが流れ、メンバー最年少HANNA(15歳)の「暴れろ〜!」という掛け声でライブがスタート。「雑踏の孤独」「コヨーテが鳴いている」と立て続けに切れ味抜群のダンスパフォーマンスで会場を沸かせた。
中盤には、最新の6枚目シングル「I do love you!」を初披露。WHITE SCORPIONにとって新境地となるポップチューンで、青をメインにした衣装で力強くパフォーマンス。彼女たちのさらなる可能性を感じさせてくれた。またイベントコーナーでは、“妄想Xmasデート対決”や、サンタクロースの衣装で「恋人がサンタクロース」を披露するなど一足早いクリスマスプレゼントを届けた。
ライブの終盤で、メンバーを代表してNICO(20歳)が感謝の手紙を読み上げた。「アイドル戦国時代という1年に生まれた私たちです。一緒にWHITE SCORPIONの楽曲を育ててくれて本当にありがとう。11人それぞれが悩んで、苦しんで、それでも這いつくばって進んでいけるのも、ありのままの私達を受け止めてくれたスコピストが傍にいてくれたからです。グループが誕生したときには、『世界』という言葉を掲げていたけど、この1年の活動の中で現実を受け止めざるを得ない場面に直面して、その意味の重さを痛感することもありました」と、涙ながらに思いを語った。それでも最後は前を向き、「1度きりの人生、この11人にかけてみてください。さらなる大きいステージにWHITE SCORPIONが連れて行きます! これからもよろしくお願いします!」と宣言。会場は温かい拍手に包まれた。
自分たちにとって明確な照準が定まった。それを撃ち抜くため、2年目の快進撃に期待したい。
取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
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