違法薬物の依存症患者も…“歌舞伎町で深夜営業するクリニック”を訪れる人々の事情
歌舞伎町界隈の住人に「駆け込み寺」と呼ばれ、頼られるアスカクリニック。2001年の開業以来、切り盛りしてきたのが医師にして僧侶の山中秀晅院長だ。インタビュー前編ではその成り立ちについて語ってもらったが、後編ではよりコアな話をしてもらった。
【前編を読む】⇒深夜2時まで診療する“歌舞伎町の住人が駆け込むクリニック”院長を直撃「患者の8割は不法滞在者だった」はこちらへ
開院当初、患者はお金のない不法滞在者が大半。人道支援専門のNPOがバックアップしているとはいえ、当初クリニックの台所事情はギリギリの状態だったという。
そんななか、山中院長は体内の老廃物を徹底的に追い出すデトックスとしての点滴の研究を進めていた。
「不法滞在者が激減してからは、日本人の患者さんが半数以上を占めるようになりましたが、やはり深夜にクリニックを訪れる人というのは、さまざまな背景を抱えています。アルコールや睡眠薬、安定剤、違法薬物の依存症の人も多かった。そうした人への治療に、デトックス点滴はとても効果がありました。一般の治療だけでなく、統合医療として始めた点滴治療に、こちらの予想を超えた反響があったわけです」
今でこそ高濃度ビタミン点滴やにんにく注射を受けられるクリニックは珍しくない。とはいえ、高額ゆえにスポーツ選手や芸能人などセレブ向け治療という印象は強い。だが、アスカクリニックで使われる点滴で評判を呼んだのは「デトックス」目的だ。
開院当初、経営はギリギリの状態
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