仕事

【コンサルが教える】新人のうちから徹底的に直される「ダメな説明の仕方」3つ

言葉ひとつで経営トップ層も動かさなくてはいけないのが、コンサルの世界。彼らは普段からどのような説明を心掛けているのか。 話題の新刊「3秒で伝える コンサルが使う[シンプルな言葉で相手を動かす]会話術」の著者は、これまで5000人以上にプレゼンを教えてきた現役コンサルの、しゅうマナビジネス氏だ。 大手総合系コンサルティングファームで長く働き、その経験を元にコンサル流仕事術をSNSで発信する彼が、「これをやったら即叱られる」というコンサル業界の説明の流儀を解説する。
プレゼン

プレゼンなどで「やってはいけない」説明の仕方とは?

新人が叩き込まれる「明確なテーマを伝える」という作法

説明のプロであるコンサルの中にも、相手に伝わらない「ダメな説明」をしてしまっている人がいます。特に新卒のジュニアコンサルなどが注意されがちなのが、「テーマを伝えていない」というミスです。 例えば、クライアントへのプレゼンや大きな会議の際には、パワーポイントなどでスライドを作り、それをもとにコミュニケーションを取るのが一般的です。 そのとき、新人コンサルは業務フローのスライドを使って一生懸命に説明しようとしますが、それが現状の業務フローなのか、はたまた「ToBeモデル」と呼ばれる企業のあるべき姿を示した業務フローなのかというテーマの説明を怠ることが多いのです。 そのため、肝心の相手は「何の説明をしているのかがさっぱりわからない」という事態に陥ります。しかし、当の本人はそれに気づかず、黙々と説明を続けてしまうのです。 なにかを説明したいときには、まず「この話のテーマは何か」を明確に伝えること。初歩的ですが、自分ではわかっていることだからこそ、意外と「テーマ設定」が抜け落ちてしまっている人は多いのです。

結論は必ず「ファクトベース」で語れ

次に見かけるのが、「ファクトベースで話をしていない」というミスです。コンサルは常々、「結論はファクトベースで語れ」と言われます。なぜなら、データや事実のない結論は、“ただの感想”にすぎないからです。 結論を出すためには、膨大な量のデータに当たらなければなりません。しかし、そういったリサーチを怠ってしまった結果、「たぶん、こうなります」といった曖昧な説明をしては、理由として不十分なのです。 また、説明だけして肝心の結論がないというパターンもあります。たとえばグラフを使って説明をしているとき。グラフから傾向を読み取るだけで説明が終わってしまっていると、「結局は何が言いたいのか?」が抜け落ちてしまいます。 そうではなく、「こういう傾向があるから、この対策を打ちましょう」といったメッセージに落とし込んで、はじめて“結論を言った”ことになるのです。コンサルの仕事は、傾向から結論を出し、それを伝えることです。傾向を知るだけなら誰でもできます。
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抽象的な言葉を「逃げ」に使わない
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