更新日:2024年08月04日 21:32
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入って“後悔する”ラブホには特徴が。“危険信号”を見分ける簡単な方法

外観の雰囲気や部屋の内装、価格など、ラブホテルを選ぶための指標は人によってさまざま。しかし、大事な人との思い出づくりをする以上、できるだけハズレを引きたくないという人は多いはず。最近はどのようなコンセプトのラブホテルがウケているのだろうか。また、どのような選び方をすれば、快適なホテルに出合えるのだろうか。 今回はラブホテル・レジャーホテル経営の専門コンサルタントとして、日本全国の様々なラブホテルの経営を成功させてきた株式会社スパイラル代表取締役の平田壯吉さんに、ラブホテルのトレンドや入っていいホテル、避けるべきホテル、そして業界の将来についてお話を聞いた。
ラブホ コンサル

最近では女子会で使われることも多い (写真:京都左京区ホテル デ・ラ・ピエール)

最近のラブホテルのトレンドとは?

近年、記念日デートなどのホテル独自のプラン、お酒やドリンク飲み放題などのサービス、海外のリゾートや高級感漂う内装をイメージしたお部屋など、ラブホテルそれぞれがさまざまな施策を行い、ユーザーの取り込みをしている。そのようななかで最近ではどのようなホテルが人気となっているのだろうか。 これまで日本各地のたくさんのラブホテルの経営改善を図るべく、コンサルティングを行ってきた平田さんは、「一概にトレンドを語るのは難しいが、人気のホテルには共通点がある」と話す。 「近年のラブホテルの形態は様々で、場所によってユーザーの年代や目的、利用単価、繁忙時間帯、規模が異なるので『これが人気!』と断定できる訳ではありません。ですが、全体的に“楽しい雰囲気を出している内外装のホテル”が人気になる傾向がありますね。つまり近年のラブホテルにはエンターテインメント性が求められているんだと思われます」

地域に合わせた「適切な価格帯やサービス」を見極める

賑やかさや楽しさといった、テーマーパーク的要素がユーザー受けしている一方で、静寂さや落ち着きのある雰囲気といった趣きのホテルはあまり好まれない傾向にあるそうだ。また、内外装において暗いイメージのあるラブホテルは嫌われてしまうため、明るい雰囲気を作り出すことが最近の人気のホテルになるためには不可欠だそうだ。 また、ラブホテルは料金によってユーザー層が変化してしまうこともあり、需要と供給の見極めが大切なのだとか。場所によっても使用用途が変わり、都会と田舎では地価も需要も異なるので、地域に合わせた適切な価格帯やサービスが提供されているラブホテルは人気になるのが特徴だ。 「料金については設備内容に合致していれば、取り立てて安価を求めるケースは少ないようです。また、最近はホテル代金を男女で一円単位まで折半する事も珍しくないので、結果として、女性の好みが反映された部屋選びが増えて来ているように感じますね」
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入っていいラブホ、避けるべきラブホ
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ライター・インタビュアー。1993年生まれ。大学卒業後に大手印刷会社、出版社勤務を経てフリーライターに。ビジネス系の取材記事とルポをメインに執筆。
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