恋愛・結婚

失恋した35歳女性が大学時代の友人とラブホに。“男が涙を流した”驚きの理由

 さまざまな男女が営みを繰り広げるラブホテル。恋人同士や夫婦、不倫やワンナイト……利用者たちの関係性は千差万別だ。  そんなラブホで「男に泣かれた」と話すのは、大阪市内のデザイン会社に勤務する石田美空さん(35歳・仮名)。男友達とラブホに行ったものの、とんだ珍展開になってしまったそうだ。いったい何があったのか。

長年の恋人との破局がきっかけで焦りを感じるように

空を見上げる女性

※画像はイメージです。以下同

「彼氏と別れたばかりで、魔が差したんですよね……」  美空さんには6年ほど交際した恋人がいたものの、ちょっとしたことがきっかけで大喧嘩に。そのまま破局してしまったという。 「もともと最後の1年くらいは喧嘩ばかりで、長年の情だけで保っていたような関係でした。なので、別れた直後は『あー! せいせいした!』くらいに思っていたんですよ。でも時間が経つにつれて、不安になっていったんです。もう一生、好きな人ができなくて、そういう行為をする機会もないんじゃないかって」  10代の頃から「異性をなかなか好きになれなかった」と話す美空さん。経験人数は元恋人を入れて3人しかおらず、見知らぬ人とのワンナイトにも嫌悪感があった。 「付き合って信頼関係ができてからじゃないと、したくないんですよね。でも、好きになった人じゃないと付き合いたくない。我ながら面倒くさい性格です(笑)。年齢を考えると、ここから新しい出会いや恋を期待できなくて。そう思ったとき、『人生最後の身体の相手が元彼でいいの?』とゾッとしました」

「最後の相手が元彼はイヤだ」ヤケになり男友達を誘う

 身も蓋もない言い方をすれば、「最後に突っ込んだ棒がアイツのでいいのか」となってしまったらしい。発想がぶっ飛んでいると感じたが、筆者も同じ30代女性として焦る気持ちは分からなくはない。  悩みを抱えていたある日、大学時代の男友達であるワタル(仮名)から連絡がきたそうだ。 「ワタルとは年1くらいで近況報告をする仲。今回も『久々にご飯行こうよ』という誘いでした。じつは、学生のときに彼から告白されたことがあって。そのときはフッちゃったんです。顔は好みだったし、優しくて気遣いも完璧だけど、遊び人のクズだったので……」  ワタルは犬顔系のイケメンで、学生時代から遊び歩いていた。引っかけた女性とトラブルを起こすことも多く、そのたびに美空さんに愚痴を聞かせていたそうだ。美空さんにとって「彼氏としてはナイけど、友達としてはイイ奴」枠だったという。 「彼から連絡が来たとき、閃いちゃったんです。付き合いの長い友達だから、信頼関係はある。見た目だけなら好みだし、よく知らない人を相手にヤケを起こすよりいいんじゃないか。なにより遊び慣れているから、私の誘いも断らないだろうと」 「なんて最低な女だ……」と感じてしまったが、本人としては藁にもすがる思いだったらしい。決心した美空さんは行動に移すこととなる。
次のページ
“エモさ”が“エロ”を超えた?
1
2
3
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ