私自身も話をさせてもらったとき、コミュニケーション能力が低いなと思うことはなく、むしろ、気遣いなどができて人柄がいいなと感じるほど雰囲気も人間性も高い方でした。 　ただ、女性と意識すると話をすることに苦手意識を持つらしく、「好き」という感情や「異性」という感情はなるべく持たずにいることで自分を守っているところもあるように感じました。 　お見合いをスタートする前に、私は「どんな人を求めていますか？」と確認しました。すると、「早織さんから見て、僕はどんな人が合うと思いますか？」と聞いてきたんです。 　通常、恋愛経験の少ない人の特徴として「周囲がいいと思うもの」が条件に入ってきやすく、わかりやすく見た目やスタイルなどを言ってくる人が多い中、「逆に聞かれた！！」とこの部分でも意外性と客観視をする視点を持っている姿に結婚まで進みやすいのではと感じました。 　人は誰よりも自分のことが一番理解できていない生き物。そんな私たちだからこそ、第三者の意見をどれだけ素直に聞くことができるかがとても重要になってきます。 　マサオさんの客観的視点をもてる姿と第三者の意見を素直に取り入れる姿にたったひとつアドバイスをしたこと、それは「自分を好きだと言ってくれる人を選ぶ」ということでした。 　ある意味、他責のように見えるこの方法。相手に選んでもらうという方法なのですが、結婚相手へのこだわりがなく、自分のライフスタイルをある程度守りたい人にはおすすめの方法です。