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鳥山明さんの逝去に“フリーザ芸人”と“ラディッツ芸人”が追悼「モノマネ芸は続けていきたい」

修行シーンが刷り込まれている

昆布ちゃん

昆布ちゃん

ラディッツに扮しDB芸人として活動するピン芸人の昆布ちゃん。彼に劇中の「好きな戦い」を聞くと、まさにラディッツが活躍する場面だった。 「ラディッツとの戦いで、悟空がサイヤ人だと明らかになります。『大猿』や『尻尾部分』などの伏線が回収されていくんですが、『悟空が宇宙人?悪者になるの?』と子供ながらにゾクゾクしていました。それに加えて、ラディッツという強敵に対して、ライバルだったピッコロと悟空が手を組むところは本当にワクワクしましたね」 DB芸人として活動を始めたことが自身の成長にも繋がったと昆布ちゃんは話す。 「ラディッツはちょっとマニアックなキャラですよね。情報量が限られた中でアイデアを出し、ネタを作れるようになったのは、芸人として成長させてもらったなと思います」 そんな昆布ちゃん、鳥山さんの逝去が報じられるとX(旧:Twitter)に「何度も何度も助けられた」と感謝とともに冥福を祈った。 「悟空の『修行』が刷り込まれています。どんなに強い敵が現れても、さらに強くなるために修行をするわけです。自分も、できそうもないモノマネを練習したり、お笑いや私生活で辛い事があった際には修行だと思うようにしています。『これを乗り越えると強くなるんだ』とポジティブな気持ちになるのはドラゴンボールのおかげなんです」 ===== 鳥山氏が亡くなっても作品は残り続けるが、ある意味DB芸人もまた“作品”の一部なのかもしれない。改めて、鳥山明さんの逝去に、謹んで哀悼の意を表する。 <取材・文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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