恋愛・結婚

なぜか好感度が高い男性の“自虐ネタ”。「惹かれる/引かれる」の明暗は何で決まるのか

自慢を自虐に変換する高等テクニック

日本人男性 ここからは、女性が「惹かれる自虐ネタ」の高等テクニックを紹介していきましょう。  高級時計や高級車を購入したことはついつい自慢したくなることもあるでしょう。ですが、なんのひねりもなくストレートにそれらを所持していることを伝えても、ただの鼻につく成金自慢になってしまって、むしろ好感度が下がりかねません。  ただ高等テクニックを使えるようになると、高級品をアピールしつつも嫌味のない自虐ネタに昇華させられます。  一例ですが、高級時計で言えば次のようなトーク。 「ロレックス買ったんだけど、リセールバリューが高いからいつか売ろうと思ってるんだよね。けど、傷つけちゃいけないから仕事中も常に気になってパフォーマンス下がるし、飲み会も泥酔しちゃいけないと思って全然楽しめなくて、“ロレックス様”に振り回されてる日々を送ってるよ。俺はまだまだロレックスを着ける器じゃないんだって思い知らされた(笑)」  このように、“ビビりな小市民”や“器の小さい人間”かのように振る舞っておけば、自身が高級時計を買える財力があるということをアピールしつつも、情けない自虐ネタでオトしているので嫌味にはなりにくいでしょう。

自虐で自分のすごさをアピールできる

ビジネスマン  同様の手法で、海外旅行でのエピソードトークなども自虐ネタに転化させると、自慢話にならずに自分のことをアピールできるようになります。 「東南アジアを旅行してるときにタクシーの運転手さんにボラれそうになったんだけど、とにかくひるまずに強気な態度貫いたら半額になった。けど後から聞いたら、4分の1の額で乗れる距離だったらしくて、けっきょく倍ぐらいのお金払っちゃってた(笑)」 「中学英語しか喋れないのにアメリカ一人旅してて、レストランでメニューが読めないのにかっこつけて注文したら、2kgぐらいの巨大なヤバい塊肉が出て来て絶望した(笑)。今思えば店員のおっちゃんが険しい顔でなんかいろいろ喋ってたのは、たぶん無理だからやめとけって忠告してくれてたんだと思う」  このようなエピソードは、失敗談なので笑える自虐トークとなりますが、実は自分のバイタリティの高さなどのアピールになっているので、女性からの好感度が上がりやすいのです。

情けない話や失敗談に変換して話す

 つまり、高級品の自慢や海外での体験をアピールしたい場合は、情けない話や失敗談に変換して話すと、ドン引きされることなく、むしろ女性が惹かれる自虐ネタにすることができるというわけです。 <文/堺屋大地>
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi
1
2
おすすめ記事