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ユニクロを日本一買っている男が明かす「ユニクロの品質が落ちている疑惑」の真相――仰天ニュース・大反響トップ10

★ユニクロはインフルエンサーにお金を配りまくってるの?

ユニクロ

beeboys – stock.adobe.com

 ユニクロの売上高は10兆円が目標。2023年には3兆円規模となりいよいよ本格的に通過点である5兆円が見えてきました。「あとは倍にするだけ」と柳井さんは豪語しています。  もはや日本国内のマーケットなど小さいもので、世界規模のブランドとして大きく成長しました。現在グローバルの売上の方が日本売上を超えており、それに伴って企業としてブランドとしての責任やイメージも重要になってきます。何しろ「日本を代表する世界的ブランド」と言って決して過言でなくなりましたから。  さて、そんなユニクロが果たして「PRタグ」もつけさせずに金を配ってインフルエンサーに宣伝させるでしょうか? YouTubeを見れば確かにユニクロレビューは腐るほど見かけますが、これらのすべてもしくは一部でもユニクロのステマであるとしたら……。  10兆円を目指すグローバル企業がこれほどのリスクを背負って日本国内の小さな売上を伸ばそうとするでしょうか? 俯瞰視点を持って考えれば、荒唐無稽と言わざるを得ませんね。  日本も諸外国に倣うようにPRタグなどの表記が義務付けられ、ステマに対して法律で厳しく裁かれることとなりました。それらが施行されてからもユニクロレビューは止まりませんが、そんなブラックな広報活動をユニクロがわざわざ行うとは思えません。当然、私もユニクロから報酬をもらったことは一度たりともありません。  ……ではなぜSNSやYouTubeではユニクロレビューで溢れているのでしょうか? それこそがもしかするとユニクロの戦略なのかもしれませんが、実はユニクロは「1円も払わずとも宣伝される仕組み」になっているのです。

どのブランドよりも「確実に誰もが同じ商品を手にできる」

 インフルエンサーは当然なるべく多くの人に情報を届けたい、再生回数を伸ばしたいと思うでしょう。そうすると多くの人に「面白い」「役に立つ」と思われる必要があるわけです。  そのときに紹介するブランド、洋服をどう選ぶか。当たり前ですが「誰もが手を出せるもの」をチョイスするはずですね。たとえば、「ZARAはどうか?」「H&Mはどうか?」と言われるとそれらのブランドは日本国内でせいぜい100店舗ほどしかありませんし、さらに展開商品は店舗ごとに異なるのが海外ファストの大きな特徴です。  それでは「無印などはどうか?」と言われると確かに店舗数は相応に多いですが、洋服をフルラインアップで扱う店舗は思う以上に少なく離島だろうと田舎だろうと誰もが手を出せるとは言い難いのです。  ところがユニクロは国内展開店舗800以上、そのどれもが展開商品がほとんど統一されています。つまりどのブランドよりも「確実に誰もが同じ商品を手にできる」状況があるのです。  そのため他ブランドよりも再生回数が取りやすい。どんなYouTuberでもインフルエンサーでも何個か試すうちに「ユニクロが一番取れるな……」と実感でき、結果としてユニクロだらけになるわけですね。  お金を配るどころか0円で多くの宣伝効果を生み出す策士ユニクロ、とも言えるわけです。スゴイ!  以上、今回はユニクロの疑問を一気に解決してみました。ぜひご参考に。
MB
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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