恋愛・結婚

テレビの「婚活特集」でモヤモヤする人が続出するワケ。“恋愛初心者”が陥りがちな「2つの勘違い」

いきなりの婚活は小学校低学年が大学受験をするようなもの

受験 ろくに恋愛の経験も知識もない人が、ある種の恋愛のゴールであり最難関である“結婚を前提とした交際”にいきなり挑むのは、かなり無謀なこと。  まだ小学校低学年ぐらいの学力しかない人が、いきなり大学受験するようなものなのです。ちなみに、理想どおりじゃなくてもとりあえず普通の相手と恋愛してみようというのは、いきなり高校受験に挑むようなもの。  恋愛は学問と一緒で、ある程度の長期的な視野で年月を費やして、きちんと経験を積んだり知見を深めたりしていかないと、恋愛偏差値は上がっていきません。  ただ、恋愛と学問の違いもあります。受験はどんなにラッキーな展開があっても一定水準以上の学力がないと絶対に合格できませんが、恋愛の場合は恋愛偏差値がどんなに低くても、偶然のラッキーからのミラクルが起こり、恋愛経験が少なくてもいきなり恋が成就することもあるのです。  そういった奇跡的な実例が稀に身近の友人・知人で起こるため、自分にもその奇跡が起こると妄信してしまい、苦労するということもあるでしょう。

“失敗せずに成功させよう”という虫がいい話の考え方

 恋愛経験が少ない人ほど、「恋愛を簡単なものだと舐めてる人が多すぎる!」というのは前述したとおりですが、それは“失敗せずに成功させよう”という虫がいい話の考え方にも通じます。  結論から言うと、恋愛に失敗(失恋・傷心)はつきもの。そもそも成功率が高いものではないのです。  失敗するリスクがつきまとうのが当たり前で、避けては通れません。ですが、それまでほとんど恋愛をしてこなかった人ほど、恋愛によって傷を負うことをおそれ、どんどん消極的になっていきます。  野球で例えるのはオッサン脳だというツッコミが入るのは百も承知ではあるものの、これは野球で例えるのが一番わかりやすいのでご理解いただきたいのですが、プロ野球の世界で打率3割なら天才バッターなわけです。
次のページ
恋愛は失敗して当たり前
1
2
3
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ