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元セクシー女優が「収入がアップする女優の特徴」を暴露。“脱げば稼げる時代”は終わった

解禁すればいいってもんじゃない

たかなし亜妖さん しかし息つく間もなくバコバコ解禁すると、速攻で飽きられるのがこの業界の難しいところ。基本的にはゆっくり仕事の幅を広げるイメージなので、業界入りたての頃は多くの女優がノーマルな仕事しかしない。最初から出し惜しみせずにやってしまうと路線が変わり、どんどんハードな方向へ進みがちなことから、オーソドックスな売り方をする場合はそれなりの時間が経ってから“挑戦”を図る。  少し悪い言い方をすると、解禁は「命を削っている」のとイコール。確かにお金は入るけれども、他に強みがなければネタ切れを起こす。タイミングや解禁内容を選ばないとせっかくの決心が逆効果になり、後がない状況へと陥るかもしれないのだ。  ちなみに次から次へとNGをこじ開けまくる女優や、デビュー時から驚きの内容に取り組む人は、引退が近づいているか、本人が業界に長くいる気がない、のどちらか。「もう最後だから稼ぐだけ稼いでやめよう」、「どうせさっさとやめるし、早急に高い手取りの仕事がしたい」と、だいたいこんな理由が潜んでいる。

解禁をさせたがるメーカーと悩む女優

 当然のことだが、メーカーはとにかく売上がほしい。専属女優として抱えている以上そこそこの数字をキープしてもらわないと困るので、売れ行きが微妙になると「解禁」の話を持ちかけるケースがある。今までNGだったのをオープンにすると、初モノはほぼ必ずと言っていいほどランキング入りするからだ。  もちろん解禁後に同じ内容を擦れば初回時より売り上げは低くなるものの、今までは興味を示さなかったファンを取り込めるかもしれないので、人気アップの可能性は広がる。  しかし、その点をわかっていてもすぐに承諾させるのは難しい。なんとなくNGを出していた人はあまり多くなく、大半がやりたくないからかイメージを守るためなので、あっさり「いいよ」とは言いづらいのが本音だと思う。  もちろん、たとえ話を持ちかけられたとしても、強制ではない。ただメーカーがお願いし、事務所が本人に打診する時点で方向転換や、マンネリ化打破の合図ということは否めないだろう。
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何も解禁せずに卒業する女優の特徴
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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