仕事

「設計の専門職で入ったのに現実は…」入社半月で辞めた新入社員が、退職代行サービスに頼った理由

人事部からの一言で、心が折れた

 入社から10日後、吉野さんは電話が怖くなり、受話器を取れなくなった。仕事を休み、人事部に電話するも「もう少し頑張れないか」という言葉が返ってきただけ。その日の深夜、翌朝に出社するストレスに押しつぶされそうになりながら、退職代行業者にLINEを送った。
LINEのスクショ

深夜の相談でも即返事が届く。「翌日、出社しなくていいのなら、代行費用は本当に安いと思いました」

「すぐに返信があり、LINEのやり取りだけで、代行業者からは『もう出社しなくて大丈夫』と言われました。あとは制服や襟章、退職届を郵送するだけで済み、会社から一切連絡はありません。今は転職活動中です。面接で退職理由を正直に話すのは不安ですが、これ以上、職歴に穴をあけたくない。一日でも早く働きたいです」  ミスマッチは双方にとって不幸でしかない。 取材・文/週刊SPA!編集部 ※4月30日発売の週刊SPA!特集「[退職代行する人]の主張」より
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2024年5月7日・14日合併号(4/30発売)

表紙の人/ 伊織もえ

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