スポーツ

一流アスリートが実践する猛暑対策。元ガールズ女王が語る「“真夏の競輪”の過酷すぎる舞台裏」

引退してから気づいたこと

競輪

夏場は汗で前髪が乱れることも多かったとか……

 最後に高木さんは、引退してから気づいたことを話してくれた。 「引退してから気づいたことなんですけど、普通に生活していて、体を絶好調にする必要ってないじゃないですか。でも選手時代は、常に絶好調でいることを細かく考えていました。正直、今は冷たいものも食べちゃうし、冷房が効いている部屋に長時間いることもありますし……。そんななかでも、選手時代にやっていたことを少しでも実践できれば、より健康でいられると思います。つまり、現役時代にやっていたことは、『人が健康でいるためにやるべきことをやっていた』ってことかもしれませんね」  競輪選手としての厳しいトレーニングや体調管理は、ただパフォーマンスを追求するためだけでなく、健康維持にも通じるものだったと語る高木さん。そう考えると、競輪選手のトレーニングや健康法には、健康維持のためのヒントが詰まっているのだろう。  真夏のバンクで颯爽と駆け抜ける選手の裏には、こういった“灼熱の中で積み重ねている努力の日々がある”ということを忘れてはいけない。 文/セールス森田
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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