つまり、七海さんの彼氏も下心でエレナという女性に近付いて、浮気していたということのようです。 「後日、私からの呼び出しにエレナは臆せず一人で来ました。で、エレナは悪びれもせず『あなたの彼氏だったんだ？　じゃあもう二人で会わないから安心して。あ、それと“最後”まではしてないから、そこも安心してね』って言いのけて」 　ブチギレそうになるのをなんとか堪えていた七海さんは、去り際にその彼女から言われた言葉で、怒りを通り越して放心状態になってしまったそう。 「エレナは嫌味ったらしくわざと困ったような顔をして、『あの人（彼氏）、めっちゃ早くない？　私はラクでいいけど（苦笑）』って言って去って行ったんです。彼氏は私とするときED気味でイカないことが多いのに……」 　余談ですが、そのエレナという女性は空きコマのたびに違う男を選んで連れ出しているらしく、1日に2、3人の男を相手にすることもザラなんだとか。 　――彼氏が自分ではあまり興奮せずに他の女に興奮しまくっていると知った七海さんが、大きなショックを受けたのは言うまでもありません。彼氏には理由を告げずに別れたそうですが、まだ七海さんの心の傷は癒えていないそうです。 ＜文／堺屋大地＞恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X（旧Twitter）：@SakaiyaDaichi