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リンガーハット「4000円のかきちゃんぽん」を食べてみた結果…後半は「ノルマ」に感じてしまったワケ

国産かきは確かな美味しさだった!

かきちゃんぽんDELUXE

1つ平らげても、まだ11個ある

麺類は、まずスープを一口飲んでから麺をすする筆者ですが、この一杯はまずかきからいただきます。 まだ、スープに浸っていないかきは一口噛むと、なかからジュワッと吹き出す濃い汁。口に広がる塩気にはやや鋭さがあるものの、豆乳クリームバターで焼かれているため、角が立ちすぎていることはありません。プリプリの肉質の上に大粒なので、咀嚼もやや長くなります。その度に磯の香りが口から鼻へ抜けて行くのは幸福感があります。国産にこだわって仕入れているというだけあって、確かにレベルが高さが感じられました。 「好きなものは最初に食べるか最後に食べるか論争」がありますよね。かきが2〜3個しか入っていなければ、それを考えながら食べなくてはなりませんね。もしくは、「最初に1個食べて、もうひとつは最後に」などとペース配分する必要があります。 「かきちゃんぽんDELUXE」は、そんなことも考えず、かきを好きなタイミングで好きなだけ食べていいという、精神的満足感も魅力のひとつに感じます。

一番推せるポイントは…

かきちゃんぽんDELUXE

スープと一緒に味わうのが格別

かきも美味しい上に、麺もリンガーハットのあの麺なので安心して食べられますが、筆者がもっとも推すポイントは別の部分。スープがとても美味しいんです! 赤白4種類の味噌をブレンドした特製のスープで、味噌の甘さが第一印象としてやってきます。その甘さは、やがてコクとなってスープの深みを作っています。かきの塩気と対照的なので、かきをスープにくぐらせて食べるとそさらに引き立つれぞれの良さ。 正直、レギュラーで販売されている「みそちゃんぽん」のスープもこちらにして、通年で味わいたい美味しさです! また、提供時に「こちらも合いますので、ぜひお試しください」とお盆に一緒に乗せられていた柚子胡椒を混ぜると、ゆずで爽やかさが加わります。さらに、その辛味によって味に輪郭がつけられるようで、オススメもうなづけます。
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後半は「かきをノルマ」に感じてしまった
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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