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リンガーハット「4000円のかきちゃんぽん」を食べてみた結果…後半は「ノルマ」に感じてしまったワケ

後半は「かきをノルマ」に感じてしまった

かきちゃんぽんDELUXE

餃子のタレをかけてみたが…

しかし、かきを5個食べ終わったあたりから、様子が変わってきました。かき独特の濃厚な香りが、ややtoo muchに感じられるようになりはじめたのです。 味もそうですが、蒸し焼きにする際につけられている片栗粉(もしくは小麦粉)が、時間が立つことでネチョっとした食感になり、重さをブーストしています。 7〜8個目あたりになると、美味しかったかきを正直ノルマのように感じてしまっていました。何かを変えなくてはと思い、柚子胡椒をかきに乗せて食べてみますが、味が濃くなるばかりで効果なし……。 酸味を求めて、卓上にあった「餃子のタレ」をかけてみるも、確かに酸味は加わるが醤油の塩気が強く、しょっぱすぎます。同じように、レンゲにのせたかきに卓上にあった「酢」をかけると、これが正解でした! 酢のツンとくる刺激が、豆乳クリームバター・かきのミルキーさ・味噌スープの“まるみ”で中和され、程よい酸味となるのです! この「酢かき」で2〜3個は再び美味しく食べることができました。

筆者がオススメする食べ方は…

かきちゃんぽんDELUXE

ともすれば飲み会1回分に匹敵…

とはいえ、12個目にはやはり「かき、多すぎるな」と感じたことは否めない事実です。そのため、会計時に表示された3990円も「高いな」と感じたのが率直な感想。 もちろん、好みの問題であるため正解はありませんし、かきが大好きな人にとってはパラダイスのようなメニューだと思います。参考までに、筆者は「まぁまぁかき好き」というレベルだということを書き添えておきます。 ただ、かきの美味しさは確かなものであった上に、あのスープは飲み干してなお、名残惜しささえありました! 結果、次回注文するなら「かきちゃんぽん3個入り(1290円)+かきトッピング1個(300円)=1590円」がいいなと思った次第です。 「かきちゃんぽん」シリーズは一部店舗では販売されていません。期間も含めて詳細は「長崎ちゃんぽん リンガーハット」の公式サイトをご確認ください。 <TEXT/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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