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「小さい車が落ち着く」スズキのハスラーで車中泊を楽しむ20代女性。究極の目標は「365日、車内で快適に過ごすこと」

 車中泊の魅力を発信しているYouTubeチャンネル「ちいこなの車中泊」。心地良く癒される映像と発信者であるちいこなさんの愛らしさも相まって、人気を博している。  車中泊がどういうものかを知らず、車の運転免許も持っていなかったというちいこなさんが、なぜ車中泊にハマり動画を投稿するようになったのか。そのきっかけや車中泊の魅力などについて聞いた。
ちいこなさん

ちいこなさん

“寛容な職場”で正社員として働く顔も

――「ちいこな」というネーミングの由来は? ちいこな:X(旧Twitter)で投稿されていてアニメ化もされている漫画「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」が好きなのですが、その通称である「ちいかわ」をベースに、自分の名前「こなつ」を合わせて名付けました。 ――現在は社会人とのことですが、どのようなお仕事をされていますか? ちいこな:一般企業の総務部で電話対応などをする事務職をしています。もともと学生時代にアルバイトをしていた企業で、現在は正社員として雇っていただいています。職場の方々には私がYouTubeチャンネルをやっていることを教えていますし、投稿した動画を見てくれたりもしています。  新しい動画を投稿するとすぐに感想を言っていただけますし、私の動画がきっかけで車中泊を始めたという方もいらっしゃったり。身近な方々からの反応はやっぱりうれしいですね。副業も可能ですし、けっこう寛容な職場です。

車中泊に惹かれ、すぐに教習場に通い始めた

――もともと車は好きだったのですか? ちいこな:そうですね。ただ、自分が運転するというよりは、父親が運転している車の助手席に乗って車窓から見える景色を眺めることが好きでした。車種に詳しいわけではないですし、車中泊のことも最初は全然知らなかったんです。 ――車中泊を知ったきっかけは? 大学2年生のころにコロナ禍になって自分の時間が増えたとき、YouTubeの動画を見漁っていたんです。そこで車中泊の動画を投稿している「Dentan」さんのYouTubeチャンネルが目にとまり、車中泊の魅力にハマったのがきっかけです。免許を持っていなかったのですぐに教習場に通い始めましたし、行動にうつすのは早かったですね。 ――大学生活はコロナ禍で制限されることも多かったのでは? ちいこな:授業数も減っていましたし、授業がある場合もオンラインでした。ただ、通学時間がなくなったおかげで、自分のために時間を使うことができました。
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キャンプは敷居が高いと思っていたが…
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千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
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YouTubeチャンネル:「ちいこなの車中泊
X:@chii_kona
Instagram:chii_kona
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