永野芽郁&田中圭不倫報道で露呈した「業界人のタチの悪さ」。“最も危ぶまれる”こととは
4月24日に『週刊文春』が報じた俳優の永野芽郁と田中圭の不倫疑惑。5月8日の同誌には続報として、2人のLINEのやりとりとされるメッセージが掲載された。記事では、永野が送ったとされる「圭さんの天使は私だけ」や、田中の「ずーーっと好きやねん」等、LINEメッセージで互いの愛情表現や、「事務所には正直に言う?」など、計画的な口裏合わせの様子が赤裸々に記述されている。
双方の事務所は疑惑を否定しているが、永野は5月16日に主演映画の公開を控えており、広告契約も多数結んでいるため、騒動は収まる兆しが見えない。が、そもそも不倫自体は刑事罰上の犯罪行為には該当しない。元放送作家でスタートアップファクトリー代表の鈴木おさむ氏は、過熱する一方の世間の反応に対して、別の視点で評価することを提案する(以下、鈴木氏による寄稿)。
永野芽郁と田中圭の不倫疑惑が、SNSでかなり話題になっている。これだけ不倫問題で世間が騒がしくなるのは久々だろう。それくらい「キャッチー」なのだ。これは清純派キャラクターでもある永野さんだからこそ、みんなが話題にしたいのだ。とにかく自分の意見を言いたい。素人であろうが、みんなの中にあるコメンテーター魂が湧き上がる。
素人よりも業界人のほうがよりタチが悪い。こういうことが起きると、いきなり、「実は性格が悪いんだよね」とかネガティブなことを言いだす。「だったら、前にそれを言えよ」と思う。結局、正直、みんな「楽しんでいる」のだろう。自分の生活に何も影響がないから無責任に話せるのだ。
だが、思う。フジテレビ問題から、『週刊文春』に対してかなりの人が怒っていたのではないか? 特に誌面に載せた記事を訂正した時の世間の怒り方はすごかったし、廃刊にしろという声も少なくなかった。
週刊誌の記事をきっかけにテレビから消えていくスターたちのニュースを聞くたびにガッカリする声が聞こえて、なんだかスクープに疲れていたはずだ。「もう、いいよ」と。なのに、永野芽郁と田中圭の記事が出た瞬間に、怒りを忘れて、めちゃくちゃ興味を持って食いついてしまう。なんなんだ、これは!!
この原稿を書いているのは5月8日。テレビメディアでは今回のことはほぼ取り上げていないが、今、コップの水の表面張力ギリギリいっぱいといったところか? どこかスポンサーがCM契約の打ち切りなどを発表したら、雪崩のように崩れていくだろう。それを望んでいる人の声が聞こえてしまうのも気持ち悪い。
僕は永野さんとお会いしたことはないが、漫画家・東村アキコさんの自伝漫画を映画化した『かくかくしかじか』を試写で拝見させてもらった。主演である彼女の演技はとにかく素晴らしかったし、代表作になるだろう。こんな良い映画の公開が危ぶまれるようなことがあってはならない。犯罪じゃないんだから。彼女は女優である。作品を見て、評価してあげよう。
すずきおさむ●スタートアップファクトリー代表 1972年、千葉県生まれ。19歳で放送作家となり、その後32年間、さまざまなコンテンツを生み出す。現在はスタートアップ企業の若者たちの応援を始める。コンサル、講演なども行っている

写真/産経新聞社
業界人はよりタチが悪い!? 文春に怒っていた人も実は騒動を楽しんでいる
女優としての彼女に対する評価を

鈴木おさむ
すずきおさむ●スタートアップファクトリー代表 1972年、千葉県生まれ。19歳で放送作家となり、その後32年間、さまざまなコンテンツを生み出す。現在はスタートアップ企業の若者たちの応援を始める。コンサル、講演なども行っている
【関連キーワードから記事を探す】
沖縄タイムス炎上を招いた“身内ノリ”の危うさ。「天国から声が聞こえる」は情動への訴え<山口真由>
高市首相「時は来た」に世論はNO? 改憲反対が63%。石戸諭が読み解く“9条改憲”と“防衛力強化”のねじれ
ラグビー日本代表を支えた「帰化選手への不当な仕打ち」乙武洋匡が喝破。「日本出身の育成」という美名の罠
トランプ支持率が30%台へ急落。岩田明子が指摘する「第2次政権の危うさ」と高市首相に共通する孤独
「ホリエモンAI」が10歳児の間で流行。鈴木おさむが危惧する「法律で縛るほどAIがより巧妙に進化してしまう」皮肉
永野芽郁&田中圭の不倫疑惑で浮き彫りになった“社会の問題点”。古くて危険な思考の正体とは
永野芽郁と田中圭の不倫騒動が映し出す“皮肉な現実”…日本の「俳優」を取り巻く異常な状況
永野芽郁&田中圭不倫報道で露呈した「業界人のタチの悪さ」。“最も危ぶまれる”こととは
文春砲“第2弾”も「田中圭に甘い」世間の反応…不倫騒動のあった狩野英孝、浜田雅功との“不思議な共通点”
江頭2:50が炎上…令和の時代でも“暴走芸人”を「テレビマンが起用したくなったワケ」
この記者は、他にもこんな記事を書いています




