「恋愛リアリティショー」にのめりこむ“恋愛初心者”に待ち受ける末路…婚活のプロが本気で“注意喚起”したいワケ
『あいのり』(フジテレビ系)の放送開始から、はや四半世紀が過ぎました。テレビ一強だった時代も移り変わり、動画配信サービスのコンテンツも強い影響力を持つようになって、「恋愛リアリティショー」も今や乱立しています。
ティーン層には『オオカミには騙されない』(ABEMA)をはじめとした「オオカミシリーズ」が、アラサー世代には『バチェラー・ジャパン』および『バチェロレッテ・ジャパン』シリーズなどが、その人気を牽引してきたでしょうか。
最近では、かつての『あいのり』世代が出演者の年齢層と重なる、『あいの里』も大きな話題となり、もはや恋愛リアリティショーを「一切見たことも聞いたこともない」人のほうが稀有かもしれません。
しかし、婚活中なのに見ているというあなたには、「のめりこまないでください」と警鐘を鳴らしたい――というのが、今回のテーマです。結婚相談所「マリーミー」で代表を務める私、植草美幸が解説します。
いきなりバッサリと言ってしまえば、結婚・恋愛願望が叶っていないままに恋愛リアリティショーにはまる行為は、「異世界転生モノ」や「美少女ゲーム」にのめりこむことで現実から目を背けようとすることに似ています。
もちろんそれも時には必要で、現実の息抜きのためにコンテンツに触れていられるうちは問題ありません。ただ、恋愛リアリティショーは、考え抜かれたセリフが用意されているドラマとは違い、その場での生っぽさのあるやりとりこそが売り。婚活・恋活中の人たちがうっかりハマってしまうと、その生々しさに飲みこまれて疑似恋愛で満足し、現実の自らの活動がおろそかになってしまう危険性があることを、注意喚起したいのです。
とはいえ、人気番組ともなれば視聴者数が多く、「共通の話題にもしやすいからどっぷりはまりたい」と思われる方もいることでしょう。あるいは、「リアルな恋愛のやりとりを見ることで勉強になるから、むしろのめりこんでこそ疑似体験が出来る」という方もいるかもしれません。
しかし、どちらも見当はずれです。まず「共通の話題」になったとして、お互いにハマっていればいるほど、番組中の「推し」と現実の相手を、双方ともに比べてしまって泥沼となる可能性があります。これは先ほどの「リアルっぽさ」ゆえの問題です。
そうでなかったとしても、出演者の言動をそれぞれが論評することで盛り上がるのも危険な兆候といえます。その評論家テンションがデート中にも板について、現実の相手までも品定めするようになり、するとあなたの視界にはいつまで経っても「いい人」は現れなくなってしまうのです。

画像はイメージです
“息抜きのため”のうちは問題ない
「共通の話題」になりはするが…
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結婚相談所マリーミー代表取締役、恋愛・婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを創業。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。日々カウンセリングを行いながら、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など幅広く活動中。著書に『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『モテ理論』(PHP文庫)など
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