恋愛・結婚

女性から「優しいけど恋人にはしたくない」と思われている40代男性の特徴。女性の「優しい人が好き」発言に隠れたホンネ

 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。  筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがい、知見を深めているのです。  2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。  さて、恋愛対象となる男性の条件を聞かれたときに、「やさしい人が好き」という女性は多いもの。けれど、やさしいタイプのはずなのに、なかなか女性と恋愛関係に発展しないという40代男性は少なくありません。  なぜ女性の好みに当てはまっているはずなのに、恋人ができない「やさしい40代男性」がそこかしこに溢れているのでしょうか?  その原因を解説していきます。
「やさしい人」というカテゴリーはレッドオーシャンだから

※画像はイメージです。以下同

「やさしい人」というカテゴリーはレッドオーシャンだから

 まず、「やさしい」というスペックは40代男性ならば多くの人が身に付けているもの。  もちろん20代や30代でもやさしい男性はたくさんいますが、40代ともなると人生経験を積んで少々のことでは怒ったり焦ったりしなくなっています。要するに器が大きくなっているので、20代や30代に比べてやさしい40代男性はとても多いのです。  しかし、それは視点を変えると40代の恋愛市場において、「やさしい人」というカテゴリーはレッドオーシャンになってしまっているということ。 「やさしい」という“武器”だけで勝ち残れるほど甘くないということなのです。

「やさしい」ことだけが女性側の唯一無二の条件ではないから

「やさしい人が好き」という女性がウソを吐いているわけではないのですが、だからと言って「やさしければモテる」というわけでもありません。 「やさしい」というスペックを備えていることが、女性側からの唯一無二の条件ではないからです。  たとえば、「やさしい人が好き」というある女性の話を深掘りして聞いていくと、「年収はできれば500万円以上」、「身長は175cm以上あってほしい」、「音楽の趣味が合うほうがいい」といった希望条件が出てくることはよくあるケース。  その女性からすると、恋愛対象となる男性には4つのチェックポイントがあり、「やさしい」要素はその1つにしかすぎないということ。  当然、該当する要素が多いほどその女性から好かれる確率が上がり、「やさしい」ことしか当てはまっていなければ、好かれる確率はそう高くないというわけです。
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「やさしい」というスペックは必要最低限でしかないから
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi

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