29歳で脱サラ→料理家転身の1児の父。SNSでヒットするレシピはこうして生まれた
Yahoo!ニュース「ベストエキスパート2024」グランプリ、フーディストアワード2024新人賞を受賞するなど、今、注目度急上昇中の、脱サラ料理家ふらおさん。SNSの総フォロワー数は20万を超え、料理家として日々レシピを更新し続けている。
5月30日には念願となる初のレシピ本『なにもしたくない日の ひらめきレシピ』を刊行。さて、脱サラして料理家になるまでの経緯とは!?
——ふらおさんは、もともと料理が得意だったのでしょうか。
脱サラ料理家ふらおさん(以下、ふらお):妻が育休から復職するとき、必要に迫られて家族のために料理をするようになったのですが、実はほとんどしてこなかったので、どちらかというと苦手意識を持っていました。
基本的にかなりめんどくさがりなタイプなので、「少しでも時短して料理したい」という思いは当初からあり、今も手間なく作れるようにと考えることが多いですね。
——苦手だった料理を軸にしてサラリーマンを辞めてしまうことになるとは、ご本人もびっくりの展開なのですね!?
ふらお:そうですよね。前職は公務員で、長く広報を担当していたので今とは別世界です。
ただ、自分でカメラを持って取材に行ったり、チラシなどの制作をする機会もあったりしたので、そのとき職場の先輩がたに教わったマインドやスキルは、今の仕事にもとても活きています。
——SNSで発信しはじめたのは、いつ頃からですか?
ふらお:2021年から料理をはじめて、翌年にはSNSでレシピを書くようになりました。料理へのモチベーション維持のために始めたことでしたが、さらにその翌年には「しっかり料理の仕事をしていこう!」と思って退職することにしたんです。
副業などではなく、自分ができるすべてのことをやって料理を仕事にしていこう、と思っていましたし、そもそも公務員だったので副業はできなかったんですよね。
——組織を辞めるのは、覚悟がいったのでは……?
ふらお:確かに、住宅ローンを組んだばっかりで、当時子どもはまだ3歳。本当にこれで生計を立てていけるのか……という悩みは常々抱えており、脱サラ1年目は苦しい時期もありました。
ただ、その頃には「レシピ本を出版したい」という夢があったので、そこまではがんばろうと必死でしたね。
——SNSでの成功がレシピ本につながったことと思いますが、SNSが注目された勝因はなんだったと思いますか?
ふらお:多くの人に見ていただけるよう、媒体ごとに言葉の使い分けや工夫はしていました。一口に言い切れないので簡単になりますが、それぞれの媒体のメインユーザーが読み慣れている言葉を使う、ということはしっかり意識して書いています。
たとえばXなら簡潔にわかりやすく、22時半にお酒を飲みながらでもスラスラ読めるくらいの文章にする、とか、noteであれば長文を読む準備のある方がメインになるので、読んだときに香りや味のイメージまで届くように詳しく書くようにしています。
また、当然のことですが、「記事に誠実であること」にもとても気を配っています。レシピを読んで実際に作っていただくわけですから、材料表記に間違いがないことや、事故につながらない安全な調理法であることなどを、日々の投稿で意識しています。
——レシピのアイデアは、どのように考えていらっしゃいますか?
ふらお:普段料理をしているときに「この工程が面倒だな」と思ったポイントを見逃さないようにして、それを解消する方法を探すところから、新しいレシピ制作が始まります。
たとえばわたしのレシピにじゃがいもをレンチンして作る「塩昆布ポテサラ」という料理があるのですが、これは、「ポテサラって、じゃがいもをゆでる工程さえなければ、もっと頻繁に作るのにな」と思ったところからの発想でした。
ほかにも、レシピ本や雑誌を見て、「この写真はどうして魅力的に見えるのかな」と自分の考えを分析し、そこから自分のレシピに活かす方法がないかと、常に考えています。
——初めてバズった料理はどんなものでしたか?
ふらお:初めてよく伸びたのは、「握らない焼きおにぎり」のレシピでしたね。これはアレンジバージョンのレシピを書籍にも掲載しているのですが、作りやすいのに見た目が斬新で、作る工程も楽しんでいただけると思います。
きっかけは「家族のための料理」

多くのメディアで取り上げられた「失敗しないオムレツ」
SNSは誠実に。バズるヒントはユーザー視点に立った執筆力
——SNSでの成功がレシピ本につながったことと思いますが、SNSが注目された勝因はなんだったと思いますか?
ふらお:多くの人に見ていただけるよう、媒体ごとに言葉の使い分けや工夫はしていました。一口に言い切れないので簡単になりますが、それぞれの媒体のメインユーザーが読み慣れている言葉を使う、ということはしっかり意識して書いています。
たとえばXなら簡潔にわかりやすく、22時半にお酒を飲みながらでもスラスラ読めるくらいの文章にする、とか、noteであれば長文を読む準備のある方がメインになるので、読んだときに香りや味のイメージまで届くように詳しく書くようにしています。
また、当然のことですが、「記事に誠実であること」にもとても気を配っています。レシピを読んで実際に作っていただくわけですから、材料表記に間違いがないことや、事故につながらない安全な調理法であることなどを、日々の投稿で意識しています。

じゃがいもに塩昆布とマヨネーズを加えて作る「塩昆布ポテサラ」

フライパンにご飯を広げて焼いた「握らない焼きおにぎり」
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