30分間あおり運転された男性が「110番通報しなかった」ワケ。「私の“所持品”に問題がありまして…」
あおり運転をされる理由はさまざまですが、その中でも上位を占めるのが「車速」です(※チューリッヒ「2019年あおり運転実態調査」より)。
つまり、前方を走行する自動車の速度が制限速度であっても、周囲の自動車の流れに沿っていない場合などはあおられるケースが多いようです。
今回取材した男性も、ノロノロ運転が原因であおられたそうですが、その意外すぎる理由を語ってくれました。
「あくまでも”気味”ですからね」
と語るのは、焼肉店を営む野島さん(仮名・49歳)は、短気な性格が災いし、普段はあおり気味な運転が目立つといいます。
「法定速度で走行している自動車の後ろにつくと、つい車間距離を詰めがちですね。まあ、あくまで法で定められた速度なので文句は言えませんが……。ただ、あの一件があってからは、前方の自動車が遅くても気にならなくなりました」
あの一件とは、以前に、とある理由から法定速度を厳守しなければならない状況にあった時のことです。
野島さんが改心したきっかけを作った「あの一件」とは、ある日、コンビニの駐車場から出ようとした時、右側の方向を十分確認せずに幹線道路へ出たことがきっかけで、後続車に急ブレーキをかけさせたことです。
「いつもは十分に左右を確認しているのですが、その日はなんとなく落ち着きがなく、目視を少し怠ったようです。案の定、私が車列に割り込んだ瞬間、急ブレーキを踏ませ、後続車から超ロングなクラクションを鳴らされる始末でした」
それでも野島さんは無視し続けたといいます。しかし、よほど野島さんの割り込みが気に入らなかったのか、後続車は蛇行運転を繰り返したり、並走して窓越しに暴言を吐いたりしました。
「たぶん、最初にクラクションを鳴らされた時に、いつもよくやるハザードランプの点滅で『ありがとう』の合図でもしていればこんなことにならなかったでしょうね」
そんな緊迫した走行が30分も続いたそうですが、野島さんはグッとこらえるしかありませんでした。

※画像はイメージです
普段はあおり気味の運転
グッと堪えながら走った30分間
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愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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