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飛行機内で騒ぎ続ける子供にゲンナリ…「周囲に平謝り」シンママの子連れ“ワンオペ”旅行の大変さ

2023年7月末に未婚のまま出産し、シングルマザーとなった現役グラビアアイドル兼ライターの筆者(吉沢さりぃ)。 出産前からお出かけが大好きだった筆者は、息子が生まれてから彼を連れて色々なところに行った。熱海や山梨、沖縄、香港にも連れて行った。だが、どれも筆者だけではなく筆者の母親や友人と。息子との完全2人旅は「ちょっと怖いなぁ」とひよっていた。 だが、いつも筆者が行きたい場所に賛同して子連れで行ってもいいよという友達がいるとは限らない。 「息子とどこかに行きたいなぁ〜」と思っていた時、「息子と遊びに来なよー!」と取材を通して仲良くなった人に声をかけてもらったので、北海道までノリで行くことにした。 しかし、ワンオペで飛行機に乗り、旅行に出かけるのがいかに大変か思い知ることとなる。

初めてのワンオペ北海道旅行

吉沢さりぃ

旅行に出かけた筆者(吉沢さりぃ)と息子

まず大きすぎるキャリーケースしかなかったため、荷物は無印のリュックと大好きなHYSTERIC MINIのマザーズバックのみ。ベビーカーはなし、抱っこ紐だけ。 安いチケットなので、飛行機は成田発。リムジンバスではぐっすりすやすや。「あぁやっぱりこの子は賢くて空気が読める」と、我が息子を誇らしく思った。 そして成田につき、軽食を食べさせ、キッズルームで遊ばせ「飛行機乗ったら寝てね」と頭を撫でる。 ケチにケチって買ったチケットは、座席指定不可で1席のみ。つまり息子の席は「筆者の膝の上」ということ。 我々の席は、真ん中くらいの通路側。隣は韓国人の親子だった。「How old she?」(“彼女”は何歳?)と聞かれ「BOY」(男の子です)と答えると、あまりのロン毛に「OH!」と驚いていた。 優しそうな人で安心したのも束の間。息子ハイパー元気。飛行機でシートベルトをつけなくてはいけないことなどお構いなしに「いやいや!」とそこそこ大きな声で叫び、シートベルトを外していい時間になると私の腕をスルリとすり抜けて、床でハイハイスタイル。 「ちょっと!」と少し怒り気味に声をかけると“ニタァ”と笑い「あっち!」と楽しそうに、高速ハイハイで席と反対方向に向かっていった。 「すみません」と周囲に平謝りをし、息子を抱き抱え席に戻ると「あっちぃ!」と通路を指差し泣く息子……。こういった時のために持ってきた野菜ジュレを渡すとゴキュゴキュと飲み始めるが、稼げる時間は1分ちょい。 今度はカッパえびせんを出すも「いりません!」と手を出してきて、私の腕をすり抜け高速ハイハイ→捕まえる→泣く→ジュレかお菓子……この延々ループを2時間。北海道に着くまでにずっとこれをしていた筆者はグッタリ。 飛行機を降りる時には、リュックにトートに12kgの息子。むっちゃしんどい……。

抱っこ紐を拒否。知らぬ土地で目の前からいなくなる

抱っこ紐に収めようものならゴキジェットから逃れるゴキブリのように暴れた。知らない地域を歩きたいからなんだろうか。札幌駅で致し方なく、抱っこ紐からおろすとものすごい瞬発力で走り出し、本当に一瞬で目の前からいなくなった。 大荷物を抱えての息子の捜索は本当にしんどい。 すると「お母さん!こっちですよ!」と、おばあさんが息子を捕まえてくれていた。本当に助かった。駅の構内だったからまだよかったものの、これが車道にも出ていたら……と考えると恐ろしい。もうあまりの疲労困憊で、コンビニの鏡に映る自分が疲れ切った老婆のようだった。 タクシーに無理やり押し込み、なんとか知人の家に到着。その空間はあまりに快適だった。ほぼ毎日酒を飲み長時間マッサージ機に座ってうたた寝をしているだけだった。だいぶゆっくりさせてもらって、帰る日がやってきてしまう。 「あぁ、またあの大騒動なのかな……」と恐怖が襲ってきた。 帰りは夕方の便だから騒いだらもう一巻の終わりだ。 空港まで行く途中では比較的おとなしくうとうと。信じられないくらいお利口ちゃんだった。だが、油断してはいけない。これは飛行機で暴れるという強い意志の元、体力温存しているだけかもしれない……。 空港に着いて抱っこ紐に収めたまま、Web会議に参加。大切な会議だったため、この時ばかりは寝てくれていて天使だった。
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搭乗直前にギャン泣き!
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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