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「今の京大はレベルが下がっている」と合格した娘に負け惜しみ…“現役京大生”が「学歴コンプをこじらせた父」に思うこと

 2018年に京都大学農学部へ入学し、現在4回生。留年と休学を繰り返し、在籍8年目を迎える女性がいる。千崎叶野さん(@Ig_A_)だ。その麗しいルックスから一部SNSでは人気を博すが、「低浮上のときにはほとんど更新しないので、インフルエンサーとかではないです」と本人は言う。精神的に追い込まれた過去を持つと話す彼女の、半生に迫った。
千崎叶野

千崎叶野さん

「父の車が家に近づいてくる音」で家族全員が怯えた

 千崎さんが生まれたのは東京都。高校時代までを実家のある都内で過ごした。研究者の父親と専業主婦の母親、弟の4人暮らしだった。実家について振り返るとき、強く印象に残るのは父親の記憶だ。 「直接的に暴力を振るわれたりしたことはないものの、今で言うフキハラ(不機嫌ハラスメント)というのでしょうか。気に入らないことがあると強くドアを閉めたり、物を投げるなどの行動が頻繁にありました。身体に危害を加えるなどの“わかりやすいエピソード”がないため、人に相談することもあまりしませんでした。どこかで、『でもきちんと育ててもらったんだよね?』『それって虐待なのかな?』という言葉を返されるのが怖かったのかもしれません。けれども、父の運転する車が家に近づいてくる音が聴こえてくると、家族全員が怯えるくらいには影響を受けていたと思います」

京大合格を報告した際、父の反応は…

 父親は、千崎さんからみて「これを学歴コンプレックスと言わずして何を言うのか」と思えるほど、学歴に対するこだわりを持っていたという。 「いまだに、毎年東大の入試問題を解いて、灘高の進学実績をチェックしていて、日能研の偏差値表を見るのが日課――みたいな人です。極めつけは、私が京大に受かったことを報告したときのことです。父は京大受験を4度していずれも失敗していますが、合格の報に際して真っ先に出た言葉が『まぁ、今の京大は以前に比べてレベルが下がっているから』でした」  当然、我が子に対してかける勉強の負荷も高度だった。 「中学受験のときは深夜3時くらいまで勉強する日が続きました。京大に入るとき、浪人時代は1日14時間は勉強したでしょうね。勉強そのものは楽しくて好きだったのですが、できないとペンを投げられたりするのが怖かったですね。今でもそうなのですが、どこかで大人の顔色を伺って、望むように行動してしまうクセがあるとは自覚しています」
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母親からは「行動を監視されていた」
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ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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