「まるで“子供の喧嘩”」満員電車でサラリーマン同士が口論に。周囲の乗客は呆れ顔で…
移動に欠かせない交通手段のひとつである電車。しかし、通勤や通学の時間帯は混雑するため、殺伐とした雰囲気がある。車内では譲り合いの精神を持って、お互い気持ちよく過ごしたいものだ。
今回は、満員電車での迷惑行為を目の当たりにしたという2人のエピソードを紹介する。
高橋真美さん(仮名・40代)は、日々の通勤電車で気掛かりなことがあるという。
「ただでさえ1人分のスペースを確保するのも大変な満員電車で、その人は足先に大きなカバンを“ドン”と置いているんです」
荷物は、膝に乗せるでもなく網棚にあげるでもなく、床に置かれていたという。
「しかもファスナーが全開。中身の財布や書類がそのまま丸見えです。なのに、本人は動画に夢中で、まったくカバンをどける気配がありません」
カバンがあるため前に一歩も詰められず、後ろからは人が押してくる。まるで、「ここから先は立ち入り禁止」といわれているようだった。
「結局、“押されたふり”をして軽くカバンを蹴って、ようやくスペースをつくったんです。もちろん強くではなくてアピール程度です。でも、本人は気づいていなくて、ニヤニヤしながらスマホを見続けていました」
その人物との遭遇は1度きりではなかった。
「電車に乗る時間帯が同じだから、何度も見かけます。電車に乗った瞬間、『あ、今日もいる』って思いますね」
床に置かれた“全開バッグ”を見て、もはやイライラを通り越して“恒例行事”のように感じるという。
「正直、心のどこかで『今日は誰かがそのバッグのことを注意してくれないかな』って思ってしまうんです」
しかし、注意する人はいない……。周囲に小さな不快感を与える存在として、今日も満員電車に乗っているようだ。
通勤電車に居すわる“全開バッグ”

※写真はイメージです
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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