天皇賞(秋)5勝&G1連勝中「ルメール」でも太刀打ち不可能?「マスカレードボール」に立ちはだかる“怖すぎるジンクス”とは
今週は、秋古馬三冠の第1章、天皇賞(秋)が東京競馬場で行われる。
フルゲート18頭に対して15頭が登録していたが、ロードデルレイの回避により14頭立てで争われることになった。G1ウイナーの数はちょうど半数の7頭で、13頭がG1で3着以内の実績を持つ。
出走メンバーでG1を2勝している唯一の馬がタスティエーラだ。4月の香港・クイーンエリザベス2世Cを勝ち、日本ダービーに続く2つ目のG1タイトルを獲得。昨年の天皇賞(秋)でも、ドウデュースの2着に入っている。半年ぶりの実戦となるが、鞍上にD.レーン騎手を配し、有力候補の1頭に数えられている。
この他に武豊騎手とのコンビで6月の宝塚記念を逃げ切ったメイショウタバル、新潟記念でのちの菊花賞馬エネルジコを完封したシランケドあたりが上位人気の一角を占めることになるだろう。
そんな中、強豪古馬勢を押し退けて3歳世代の2頭が1番人気を争うことになりそうだ。それが、皐月賞でクロワデュノール以下に完勝したミュージアムマイルと、その皐月賞で3着、続くダービーで2着に善戦したマスカレードボールである。
ミュージアムマイルは二冠を狙ったダービーで6着に敗れたものの、秋初戦のセントライト記念で復活勝利。ひと叩きされたことと、2kgの斤量差を生かすことで、初の古馬相手でも上位争いに期待が懸かる。
しかし、1番人気にはもう1頭の3歳馬、マスカレードボールが推されるかもしれない。同馬はダービー2着を含めて東京コースで【2-1-0-0】と好相性を誇り、左回りの芝2000mはベストの条件といえるだろう。春は惜敗続きだったが、ダービー以来の実戦で年長馬相手にG1初タイトルをつかめるか。
そのマスカレードボールにとって何より心強いのが鞍上の存在だろう。これまでのキャリア6戦は、戸崎圭太騎手、坂井瑠星騎手、横山武史騎手の3人が跨ってきたが、今回は初めてC.ルメール騎手が手綱を握る。
ルメール騎手といえば、先週の菊花賞で1番人気のエネルジコを鮮やかな差し切り勝ちに導いた。コース取りや仕掛けのタイミングなど、まさに非の打ち所のない完璧な騎乗を見せ、菊花賞はこれで3年連続5度目の制覇。
またその前週の秋華賞で、ルメール騎手は2番人気のエンブロイダリーに騎乗。レース序盤は1番人気カムニャックをマークしていたが、勝負所でエリカエクスプレスにマークを変更すると、きっちりとゴール前で同馬を差し切ってみせた。
春のG1は1勝だけに終わったルメール騎手だが、これで秋のG1戦線は3回騎乗して2勝、3着が1回。さらに天皇賞(秋)は、直近7年間で5勝を挙げている。絶好調のルメール騎手がマスカレードボールの人気をさらに押し上げるだろう。
初コンビとはなるが、1週前追い切りでルメール騎手は初コンタクトを取ると、課題のメンタル面も「大丈夫」と太鼓判を押した。最終追い切りが通常より1日遅い木曜日になる“イレギュラー”はあったが、歴戦のG1ウイナーたちを相手に初戴冠はしっかり視界に入っているだろう。

タスティエーラ
写真/橋本健(以下同)
ミュージアムマイルとマスカレードボールが1番人気を争うことに
ルメール騎手がマスカレードボールの人気を押し上げる?
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競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。
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