更新日:2026年01月09日 17:09
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栃木県立高校の暴行動画が大炎上。“加害者と思われる生徒のSNS”に現れた「軽薄さの正体」

 これは暴行でもイジメでもない。むしろバイトテロのようなものである。  栃木県の高校での動画が映し出す現代の歪みについて考えます。

暴行の“加害者”と思われる人物の「X」アカウントが発掘され物議

高校生

写真はイメージです

 男子トイレ内で一人の生徒がもう一方の生徒を袋叩きにしているシーンが、世間に衝撃を与えています。栃木県警も暴行事件として捜査しているとのことです。栃木県の福田知事も「絶句した」、「弱いものいじめはやめろ」と、ショックを隠しきれない様子でした。  当然ネット上でも非難轟々。“退学にすべきだ”とか、“傷害罪なのだから刑事事件として逮捕すべき”など、厳しい声が相次いでいます。  そんななか、動画内で暴行の“加害者”と思われる人物の「X」アカウントが発掘され物議を醸しています。特に注目を集めたのが、<そもそもブレイキングダウンなんて幼稚な格闘技ごっこが流行ってたから友だち(筆者註・原文では個人名)がやろういいだしたんだよ>という投稿です。  全国のケンカ自慢が殴り合う格闘技イベント『ブレイキングダウン』のような遊びをしていただけであり、動画に映っていない部分では自分もやられている場面があったと主張しているのです。

「ブレイキングダウン」が社会に与える影響についても議論が紛糾

暴行

SNS上で拡散された動画の様子

 主張の正当性はさておき、ネットではこの「ブレイキングダウン」が社会に与える影響についても議論が紛糾しています。“やはり全国の学校で同じようなことが起きているのではないか”とか、“社会的に悪影響なのは明らかなのだから規制すべき”なんて声も。  筆者個人の考えでは、「ブレイキングダウン」やそれに類するものを規制したとしても、この手の暴力を完全に排除することは不可能だと思います。ネットを検索すれば「ブレイキングダウン」より過激な動画はいくらでも出てくるし、年頃の男子が集まれば、多かれ少なかれ発生するのもやむを得ない出来事だからです。  だからといって野放しにしろというのではないけれども、臭いものに蓋をするようなことをすれば、ますます大人や社会の目につかないところで、別の形の陰湿な暴力が発生してしまうでしょう。  そちらのほうが、より凄惨な悲劇の温床となるはずです。
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加害者と思われる生徒の投稿に現れる“軽薄さ”
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音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。X: @TakayukiIshigu4

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