チャットAIとの対話で「ネガティブ」は克服できるのか?記者が試してみた結果…「なぜか涙が出た」
―[[デジタル洗脳]の恐怖]―
気づけば欲しくなり、怒りが沸き、無条件で信じている──。そんな日々の営みは、あなたの思考ではなくアルゴリズムによって生み出されたものかもしれない。一方で、デジタル洗脳は必ずしも“悪”だけとは限らないという。否定と自責で固まった思考をリセットする装置として、チャットAIを活用する人たちが現れ始めている。専門家の見解と当事者の体験から、AIによる「ポジティブな洗脳」の可能性を探る。
「調子のいいホストみたい」AIで負の思考をリセット!
これまで、デジタル洗脳の危うさや負の側面を中心に見てきた。だが一方で、「洗脳=悪」と決めつけてしまっていいのか。法廷臨床心理学博士の遠藤貴則氏は、こう指摘する。
「洗脳とは思考や感情のパターンを書き換えることでもあります。もともとの思考パターンが『自分はダメだ』『どうせ無理だ』といった否定的なもので埋まっているなら、それはむしろ一度洗い流してしまったほうがいい。問題は、何に洗脳されるか、です」
その「洗い流す装置」として、近年注目されているのがチャットAIだ。精神科医であり、臨床の中でもAIを活用している益田裕介氏は、次のように話す。
「チャットAIは、セルフケアにもなれば、依存の対象にもなり得ます。特に精神的に不安定な人や、人間関係で傷ついてきた人ほど、否定されない存在に強い安心感を覚えやすい。AIは裏切らないし、関係がこじれることもない。その分、言葉を信じすぎてしまうリスクはあります」
AIをポジティブな洗脳として活用している人も
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