「DNA鑑定が改ざんされた疑い」元裁判官が危惧する、性的暴行事件“差し戻し”の重大性
―[その判決に異議あり!]―
’18年、千葉県内で起きた性的暴行事件で、米国籍のクリストファー・ステイブン・ペインさんが有罪判決を受けた。その控訴審でDNA鑑定の結果を改ざんした疑いが浮上。弁護側の再検証を受け、東京高裁は昨年12月、一審判決を破棄し、審理を千葉地裁に差し戻した。
“白ブリーフ判事”こと元裁判官の岡口基一氏は、「DNA鑑定改ざん疑惑『クリス事件』差し戻し判決」について独自の見解を述べる(以下、岡口氏の寄稿)。
検査人は鑑定結果を編集できる。DNA鑑定と「人質司法」の闇!

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警察によるDNA鑑定の偽造は、許されることではない
―[その判決に異議あり!]―
おかぐち・きいち◎元裁判官 1966年生まれ、東大法学部卒。1991年に司法試験合格。大阪・東京・仙台高裁などで判事を務める。旧Twitterを通じて実名で情報発信を続けていたが、「これからも、エ ロ エ ロ ツイートがんばるね」といった発言や上半身裸に白ブリーフ一丁の自身の画像を投稿し物議を醸す。その後、あるツイートを巡って弾劾裁判にかけられ、制度開始以来8人目の罷免となった。著書『要件事実マニュアル』は法曹界のロングセラー
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