“盗撮目的の偽造カメラ”は「受験生必須アイテム」で見つけ出せる?盗撮対策に使える裏ワザ
連日のように報道される盗撮事件。スマートフォンやウェアラブルカメラなど、高性能な小型の電子デバイスが身近な存在となり、盗撮事件も常習化しているようだ。
スマートフォンでの盗撮は動きや行動が怪しくなるため、周りの人が気付く可能性は高いだろう。しかし、巧妙に隠されたスマートフォンや小型カメラなど簡単に見つけられない物も多く、その巧妙さは年々増しているようだ。
特に最近では既存の物に偽装した製品も登場しており、本来の正しい使い方とは違った使い方をする盗撮犯も出てきている。
というわけで今回は、偽装カメラなどを見抜く方法を紹介していこう。
「スマートディテクター」や「ワイヤレスディテクター」などと呼ばれる検知ツール(以下ディテクター)は、カメラだけでなく盗聴器なども探知することができるので、あらゆるアイテムを探知するのに向いている。
現在流通している偽装カメラは、スタンドアローンで録画し、回収後に確認するといった方式だけでなく、リアルタイムに無線通信で接続されることが多い。つまり、Wi-FiやBluetooth接続で隣接した場所から常時監視している可能性もある。
このディテクターを使うことで、こういった電波がどこからきているのかを識別することが可能なのだ。
盗聴器ならこの電波をたどるだけでいいのだが、盗撮の場合はカメラを見つけなければいけない。また、広範囲にWi-FiやBluetooth通信の機器がある場所では電波探知が役に立たないこともある。
そういった場合にはカメラのレンズを探すのだが、ディテクターのレッドフィルター越しにカメラレンズを探すことになる。フィルター越しのカメラレンズは他とは違った光の反射をするので、どんなに偽装していても、カメラレンズを見つけることができるというわけだ。
探偵などの仕事で普段使いをするのであれば、こういったディテクターなどの検知グッズを常用してもいいのだが、値段もそれなりに高額になってしまう。安価なものでも1万円程度はするので、気軽に購入することはできない金額だ。
リアルタイムで監視されている可能性も
偽造カメラを探し出す方法
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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