「スカートの中を見られるかも…」女性が背後の見知らぬ男性に感じる“本当の恐怖”。不安にさせないために男性がすべきこと
日系エアラインのCAから六本木のクラブママを経て作家となった蒼井凜花が、実際に体験した、または見聞きしたエピソードをご紹介。今回は「見知らぬ男性に背後を取られた時に生まれる“女性の不安感”」についてお届けする。
私は昔からミニスカートが好きだ。女性らしさを楽しみたいし、見た目に気をつかうことは、自分にとっての自己表現でもある。だが、それが時に「危うさ」を感じることもゼロではない。
特に気になるのは、上りの階段やエスカレーター。恋人や夫でない、見知らぬ男性が背後に立つと、つい「スカートの中をスマホで撮られたらどうしよう」などと思ってしまう。「自意識過剰かも」と苦笑しながらも、体はやはり緊張している。
しかもこれはミニスカートに限らない。パンツスタイルの日でも「ヒップラインを見られている?」と意識してしまう瞬間はある。もちろん、すべての男性にやましい意図があるわけではない。だが、ひと握りの“悪意ある視線を向ける男性”や、世間で耳にする痴漢事件などが、女性に無意識の警戒心を植えつけてしまうのも、また事実なのだ。
こうした「背後の気配」に対する女性の反応を、あくまで一例だが3タイプにわけて分析してみた。
このタイプの女性は、服装やシチュエーションに関係なく、背中に他人の気配を感じるだけで緊張してしまう。
筆者が実際に聞いた話で「何かされるのでは?と身構えてしまって、息づかいが聞こえるだけで全身がこわばってしまう」「たとえ親しい人でも、恋人以外の男性が背後に立つのはやめてほしい」といった声もあった。
この反応は、性格や過去の体験に根ざした、いわば感受性の個性だ。女性本人としては、この不安を「気にしすぎ」と思わず、むしろ受け止めることが大切。階段では人が少ない側に立つ、長めの服装を選ぶなど、自分なりの安心感を優先することが必要だ。
このタイプの女性は、ヒールで美しい脚を見せることに自信を持っていたり、そもそも「誰かに見られること」に、特にストレスを感じない。
ある友人はこう話していた。
「見せたいと思ってるわけじゃないけれど、“女性は見られてなんぼ”という気持ちもゼロじゃない。見られることは女として誇らしい」
こういった無頓着タイプの女性は、「見られること=注目される快感」との認識が強いため、不安になることは少ない。とはいえ、電車や駅、エレベーターなどの混雑する場面では、周囲の女性が不快にならないような服装や振る舞いを意識すると、より洗練された印象になるだろう。
女性が背後の男性に感じる“本当の恐怖”

画像はイメージです
※画像生成にAIを利用しています
①背後に立たれると不安を感じる「敏感タイプ」
②見られても気にしない「無頓着タイプ」
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元CAの作家。日系CA、オスカープロモーション所属のモデル、六本木のクラブママを経て、2010年に作家デビュー。TVやラジオ、YouTubeでも活動中。
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