ペットに「養育費」は認められるのか? 元裁判官・岡口基一氏が東京地裁の判決を“愚の骨頂”と一蹴する理由
―[その判決に異議あり!]―
東京地裁は、結婚前に妻が購入したトイプードルについて、別居後に夫が負担した飼育費は夫婦共有財産たる犬の管理費に当たるとして、ペットフード代など約17万5000円の半額の支払い等を妻に命じた。夫婦は離婚訴訟が続いており、犬の財産分与が済んでいないことも考慮された。
“白ブリーフ判事”こと元裁判官の岡口基一氏は、『東京地裁ペットの「養育費」請求訴訟』について独自の見解を述べる(以下、岡口氏の寄稿)。
本来なら家裁が審理すべき案件に、地裁が判決を出す愚の骨頂――

写真はイメージです
この非訟手続は、地裁では扱えず、家裁で行うべきもの
―[その判決に異議あり!]―
おかぐち・きいち◎元裁判官 1966年生まれ、東大法学部卒。1991年に司法試験合格。大阪・東京・仙台高裁などで判事を務める。旧Twitterを通じて実名で情報発信を続けていたが、「これからも、エ ロ エ ロ ツイートがんばるね」といった発言や上半身裸に白ブリーフ一丁の自身の画像を投稿し物議を醸す。その後、あるツイートを巡って弾劾裁判にかけられ、制度開始以来8人目の罷免となった。著書『要件事実マニュアル』は法曹界のロングセラー
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