大谷翔平、規定投球回不足でも「サイ・ヤング賞」は可能?“歴史的偉業”に期待が高まるワケ
打って投げて、リアル二刀流の大谷翔平が久々に躍動した。
日本時間21日、ドジャースはナ・リーグ西地区首位を争うパドレスと対戦。1勝1敗のタイで迎えた3連戦最終戦の大事なマウンドに上がったのは、開幕から圧巻の投球を続ける大谷だった。
試合後、大谷の心中を代弁したのはドジャースの指揮官デーブ・ロバーツ監督だった。
「(大谷は)サイ・ヤング賞を獲りたいし、チームの勝利に貢献したい(と思っている)」
大谷自身はシーズン中に自身の個人タイトルに言及することがあまりないが、防御率0点台が続く状況に現地メディアから“サイ・ヤング賞”の話題も出始めている。シーズンはまだ3分の1も終わっておらず、時期尚早なのは明らかだが、それでもサイ・ヤング賞を意識させるだけの投球を続けているのは紛れもない事実だろう。
思い起こせば、右肘のトミー・ジョン手術でリハビリ中だった2年前、大谷は打者に専念。このまま打者一本でもいいのではないかという声もあった。しかし今季は打者として調子が出ていない一方で、投手としての進化が目立っている。
さすがにシーズン最後まで防御率0点台を維持するのは現実的ではないが、1点台前半なら十分あり得る話。今のペースでいけば、15勝、140投球回、180奪三振なら達成可能な数字といえるだろう。
サイ・ヤング賞には十分な数字にも思えるが、やはり「規定投球回に到達するかどうか」という議論が出てくる。大谷が相当の省エネ投球を実践し、毎試合で最低6回、時に7~8回を投げる試合がないと、規定の162イニングには達しないだろう。
約1か月ぶりの“リアル二刀流”で見せた「圧倒的な存在感」
登板した過去3試合は打席に立たず、投手に専念していた大谷は、約1か月ぶりに1番投手兼指名打者として出場。不振が続いていた打撃もようやく上向いていただけに、投打にわたる活躍が期待されたが、いとも簡単にそれを実践してしまった。 初回、先頭打者として打席に立った大谷は高めの速球をとらえると、センターバックスクリーン右に飛び込む今季第8号。8日ぶりの一発で自らを援護した。 一方、投げては初回を三者凡退に打ち取ったものの、22球を要する立ち上がり。3回まで打者9人を完璧に抑えたが、パドレスの各打者に執拗に粘られる我慢の投球が続いた。 2-0で迎えた5回は、先頭打者・大谷が四球で出塁。その後、4番・カイル・タッカーのタイムリーでホームを踏み、リードを3点に広げた。 そして投手・大谷が真骨頂を見せたのがその裏だった。1死満塁のピンチを招き、打席に立ったのはフェルナンド・タティスJr.。一発が出ればたちまち逆転という場面で、初球をショートゴロダブルプレーに打ち取った。大ピンチを無失点で切り抜けた大谷は、気迫を前面に出す派手なアクションと雄たけびを披露した。 結局、大谷はこの回でお役御免となったが、後を受けたドジャース救援陣が無失点リレーを完遂。大谷は今季4つ目の白星を手にした。 もし大谷がもう1イニング投げていれば、規定投球回数に達し、防御率ランキング1位に躍り出ていたが、それは実現せず。それでも今季は49回を投げて自責点はわずか4。シーズン防御率0.73という圧倒的な成績を残している。Tonight’s Photo of the Game presented by Daiso. pic.twitter.com/JQs5K93iJ3
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) May 21, 2026
ロバーツ監督も言及した“大谷の本音”
規定投球回に到達するかどうか問題
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1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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