更新日:2026年05月29日 17:59
スポーツ

武豊の“不機嫌”が話題に…アランカールに危険信号?追い風受ける有力馬は

 今週末は東京競馬場でオークスが開催される。週明け当初は、週末にかけて雨マークが並び、馬場悪化の懸念もあったが、22日時点で東京競馬場周辺は曇りの予報に。レースは良馬場で行われることになりそうだ。

道悪回避ならスターアニスに追い風?

武豊騎手

武豊騎手 
写真/橋本健

 オークスの舞台となる東京芝2400mは、3歳牝馬にとって過酷な設定。未知の距離に加えて、道悪での開催となれば、大荒れの雰囲気が漂ってもおかしくなかったが、どうやら今年は堅く収まりそう。  特に良馬場ならその恩恵を受けそうなのが、桜花賞馬のスターアニス。ただでさえ距離不安がささやかれているスターアニスにとって、自慢のスピードが削がれる可能性がある道悪だけは避けたかったはず。二冠達成に向けて、不安が一つ減ったことは歓迎すべきだろう。

オークスで浮上する“馬体重の壁”

 一方で、もう一つ気になるデータがある。それがオークスにおける“馬体重の壁”だ。  春の牝馬クラシックでたびたび話題になるのが、「桜花賞は馬格のある馬が、オークスはやや小ぶりな馬が強い」というもの。実際、過去10年の桜花賞(2017~26年)とオークス(2016~25年)における、勝ち馬の平均馬体重を比べると、桜花賞馬の470kgに対し、オークス馬は463kg。顕著ではないものの、一定の傾向が出ていることは間違いない。  さらにさかのぼって1986年以降の過去40年間のオークスを馬体重別で見ると、もっとも勝ち鞍が多いボリュームゾーンは460kg台の中型馬だった。続いて470kg台も好成績を残しているが、480kg台以上になると一気に好走する確率は下がっている。 【オークス当日馬体重別成績、1986年以降】 ※()内は左から勝率、連対率、複勝率 ~428kg:7-4-7-117(5.2%/8.1%/13.3%) 430kg台:5-6-7-73(5.5%/12.1%/19.8%) 440kg台:6-6-4-107(4.9%/9.8%/13.0%) 450kg台:5-4-6-106(4.1%/7.4%/12.4%) 460kg台:10-10-5-70(10.5%/21.1%/26.3%) 470kg台:6-4-7-62(7.6%/12.7%/21.5%) 480kg~:2-5-4-82(2.2%/7.5%/11.8%)  このデータを見る限り、480kg以上の大型牝馬は少し評価を下げたくなる。ちなみにオークス馬の最高馬体重は、2006年のカワカミプリンセスで当日484kgだった。  つまり、過去40年間で当日484kgを超える馬体重で出走した馬は58頭いたが、【0-4-4-50】と全滅していた。この中には単勝オッズ一桁台の上位人気馬も9頭いたが、そろって戴冠を逃している。  今年も484kgの壁を超える馬がいれば軽視したいところ。人気どころではドリームコアやエンネあたりが500kg以上での出走が濃厚だ。前者は東京コースで3戦3勝、後者もデビュー2戦目のフローラSで2着に入っており、どちらも素質は高い。しかし、オークスに限っていえば押さえまでか。

スターアニスの体重は…

 そしてもう1頭、やはり気になるのがスターアニスである。道悪という不安要素は回避できそうだが、この馬は桜花賞を480kgで走っていた。  木曜日に発表された調教後の馬体重は484kg。東京競馬場への輸送も控えており、おそらく壁を超えることはないだろう。
次のページ
武豊の“不機嫌”が話題に…
1
2
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。

記事一覧へ
勝SPA!
【関連キーワードから記事を探す】