スクバル加入で佐々木朗希の“価値”が急上昇? ドジャースに浮上する「最強ブルペン構想」
ドジャースは、タリク・スクバル獲得の効果をいきなり問われる局面に立たされた。
日本時間8月4日のカブス戦に5-10で敗れ、レッドソックス戦から4連敗。翌5日には、タイガースから獲得した2年連続ア・リーグのサイ・ヤング賞左腕、スクバルが移籍後初先発に臨む。
新天地で最初に託される役割は、いきなりの“連敗ストッパー”だ。
その2人とは対照的に、最も割を食いそうなのが佐々木朗希だ。
スクバル、山本、ブレイク・スネルに、タイラー・グラスノーや大谷まで先発候補に入れば、ポストシーズンの枠はどうしても狭くなる。全員が健康なら、佐々木が先発4番手以内に入るハードルはかなり高い。
ただ、そこで「佐々木は押し出される側だ」と結論づけるのは早い。むしろスクバル加入によって、佐々木こそが最も価値を高めるかもしれない。
カギを握るのは、直近2試合の投球内容だ。7月24日のメッツ戦では7回3安打1失点、9奪三振。31日のマリナーズ戦でも5回1/3を2失点、7奪三振にまとめた。春先に目立った制球の乱れは影を潜め、空振りを奪える投球が戻りつつある。
先発として状態を上げているのに、ブルペンへ回す。一見すると矛盾している。
だが、好調だからこそ後ろに置く価値がある。100マイル前後の直球と鋭く落ちるスプリットを1~2イニングに凝縮し、相手打線の中軸が並ぶ7回や8回へぶつける。先発5、6番手として登板機会を待たせるより、勝敗を左右する場面で使った方が、その破壊力を生かしやすい。
ここでいう“最強ブルペン”は、球団が公表した正式構想ではない。豪華な先発陣から佐々木を短いイニングへ回せるなら、結果として終盤の戦力まで底上げできるという話である。先発を補強したはずが、最大の恩恵はブルペンに現れるかもしれない。少しねじれた補強効果だ。
ドジャース投手陣の役割はどう変わるのか
スクバルは今季ここまで7勝5敗、防御率2.79。ドジャースがまず求めるのは、停滞するチームの空気を一変させる投球である。 もっとも、この補強の意味は目先の1勝だけではない。スクバルの加入で先発陣の序列と役割分担も変わる。山本由伸と大谷翔平の立場が比較的動きにくい一方、最も大きな影響を受けそうなのが佐々木朗希だ。 スクバルが加わっても、山本が短期決戦の先発陣を支える中核であることは変わらない。第1戦を誰に託すかは相手や日程次第だが、少なくとも「先発枠に入れるか」を論じる投手ではない。 一方、大谷には投手復帰を急がなくていい余裕が生まれる。左膝の炎症と右上腕二頭筋の違和感で、7月3日を最後に登板から遠ざかっている。スクバルと山本を軸にできるなら、投手・大谷の復帰をチーム事情だけで前倒しする必要性は薄れた。Tarik has arrived. pic.twitter.com/CxNR10B1tG
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) August 3, 2026
スクバル加入で最も立場が変わるのは佐々木朗希か
先発より怖い?佐々木を“最強ブルペン”で生かす選択肢
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1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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