余計な口を出し「返信が遅い」とブチ切れる…元コンサルの体育会系上司に現場は困惑「残業はむしろ増えた」
仕事ができる人ほど即レスしてくれる。能力が低くて暇な人ほど返信が遅い——。こうした「即レス至上主義」は誰しも耳にしたことがあると思うし、現に内面化している人も多いだろう。
だが、本当に「返信が速い」ことは、必ずしも正義であるのか?
都内の会社員・南田耕太(仮名・32歳)さんは、この春に着任してきた上司の即レス強要に悩んでいるらしい。
週に3〜4日はリモートワーク、残りは出社のスタイルで働いていると聞けば、上司が即レスを求めるのも当然である。そう直感したあなたにこそ、最後まで読んでほしい。

南田さんは広報部の社内デザイナーとして働いている。昨今扱う制作物はwebのみで展開するものがもっぱらとなり、自宅でできる作業が増えたという。
「コロナ禍がきっかけでリモートワークが導入されましたが、私のような立場の人間は、職場で作業するよりも自宅で作業をしたほうが高い効率が出ると認められ、五類移行後もリモートベースでの働き方に許可が降りたんです。
なのでここしばらくは、どんな制作物がなぜ必要で、期限がいつまでかといった会議や、部内の週一で開かれる定例会議があるときにだけ出社しています」
今春から部長となった人はどんな人物なのだろうか。
「うちの会社が3年ほど前にヘッドハンティングしてきた、コンサル系出身の人のようですね。
歳は40代半ばくらいでしょうか。体育会系出身かとおぼしき、ゴリゴリした圧を全身から放っているタイプの人です(笑)。
入社時点から将来的に役員となることが規定路線となっているらしく、その前にいくつかの部署で部長なりの役職に就かせて回っていると聞いています。
要は各現場で“業務最適化”の名の下、数字上の締め付けを進めているのではないかなと」
ここまでの話だけですでにお腹いっぱいになりそうな人物だが……具体的にどのように連絡の催促がされるのだろう?
「ひとたび制作に取り掛かり始めれば、集中を切らされたくないんですよ。
もちろん、デザインの本質はコミュニケーションだと思うので、認識の齟齬がないようにやりとりを重ねることは大事だと考えます。
けれど、すでに制作に着手済みで、しかも予定通りに進行している案件についても、何度も無意味な進捗報告を求められるんです」
南田さんが特に怒っているのは、専門的知見への侮りだ。
「文面での報告だけでなく、作業中の画面のスクショを要求してきては、『なぜあそこはこうなってるんだ、ああいうふうに変更しろ』と、チクチク勝手なことを言ってくる。
でも、キリの悪いところで制作物を見ても、デザインの意図はわかるわけもない。別に本人はデザインを学んだことはなく、せいぜいプレゼン資料の見栄えや体裁をどうしてきたかという、小手先の知識とも呼べないものしか持ってないんですよ。
書体とフォントの意味の違いも知らない、欧文に対してセリフとサンセリフと言わずに明朝とゴシックと言ってしまうレベルなのに……笑止千万、迷惑千万です」

画像はイメージです
新しい上司は「現場介入しがちな人物」
知識がないのに、余計な口を出す…
街角では知り合いに間違われ、飲み屋では酔客に話しかけられる性質を持つ。娑婆の声に耳を傾けているうちに、自然と副業ライターになった。本業もまた別ジャンルの書く仕事。ドッペルゲンガーの報告はこれまで30件超にのぼる
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