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妄想で恋のライバルに!? サイコな取引先の異常行動

サイコな人々――それは、普通の社会生活に紛れて暮らしながらも常軌を逸した狂気を宿している人たち。同僚が、取引先が、大学の同期が……。ある日ふとしたキッカケでサイコな人へと豹変したとき、我々はどう対処すればよいのか。実際に小誌に寄せられた、恐るべき被害報告をもとに、ヘルドクターくられ氏とともに考える

【CASE3】
俺の彼女(妄想)に手を出すな!! 恋のライバル(妄想)に集中砲火


証言者:高田大輔さん(仮名)35歳・家具メーカー

 高田さんは、直接仕事での付き合いがなかった取引先のサイコ社員S(36歳・♂)から、なぜかストーカー被害を受けていた。

「猫背で声は小さく、いつも伏し目がちな彼は、周りの女性から疎まれていました。その彼に唯一優しくしていたのが、僕の同僚のF子(26歳)。彼はF子を食事に誘ったのですが、断られてしまった。すると突如、F子と同じプロジェクトチームで働いていた僕に対して、『高田はろくに仕事もできないヤツだ』などと叩き始めたんです」

 そこでF子さんが「彼はきちんと仕事しています」とかばったことが、Sの怒りの導火線にさらに火をつけた。

「朝5時に知らない番号から電話がかかってきたんですが、出たくなかったから留守電にしたんです。後で確認するとSからで、聞き取れない声で悪口を連ねた後に、『ギャーッ!!』と叫んで電話は切られた。恐ろしくなって着信拒否にしたら、翌日、僕が個人的にやっているブログのコメント欄に『○×社の高田は覚せい剤常用者』とか『女をレイプするのもいい加減にしろ』とか、メチャクチャなことが”何者”かによって書かれていた。まぁ、彼ですよね」

 それでも取引先の社員。ギリギリまで我慢していたが、Sは高田さんの勤務先や、高田さんの彼女の前にまで現れ、「彼のおかげで迷惑を被っている!」と虚偽の報告を。被害はついに高田さんの実家にまで及んだ。

「どこで調べたのか、電話で60歳になる私の母に『あんたの教育が悪いから、息子は薬に手を出すし、浮気ばかりして女を泣かせている!!』と説教したんです」

 さすがに耐えかねてSの上司に相談したところ、Sは会社をクビになったという。しかし「いつ攻撃が再開されてもおかしくない」と、高田さんは今もビクビクしながら過ごしている。

【対処法】
一旦火がつくととことん粘着質になる人がストーカー化した場合、独力対処は厳禁です。警察や力のある友人などで身辺をしっかり守り、その壁の向こうで距離を置くことだけに集中しましょう

【監修者 ヘルドクターくられ氏】
マッドサイエンス集団「薬理凶室」主宰。大きな口では語られない科学の裏分野に造詣が深い。13万部を突破した「アリエナイ理科ノ教科書」シリーズの続編を『ラジオライフ』で連載

― 友人がサイコ化!そのとき私は…【3】 ―




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