狙い目はシャープ株ではなく転換社債!?

◆シャープを応援したければ株より転換社債を買うべし!

「どうしてもシャープを応援したいならば、シャープ株を買うよりも転換社債のほうがいいでしょう」

 とはT&Cファイナンシャルリサーチの本吉亮氏。転換社債(以下CB)とは、株式に転換する権利が付いた社債だ。

「株が値下がりしても社債としての価値がありますから、元本保証付きの株式とも言えます。当然、会社が潰れなければという条件がつきますが。今、シャープには来年9月末に償還を迎えるCBがあります。価格は90円台後半で推移していましたが、経営が危ういという情報が出てから、価格がどんどん下がっているんです」

⇒シャープのCBチャートはこちら
http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=300155


シャープ

業績の悪化が顕著になってきた'08年から、CBの価格は下落。しかし、来年9月30日の償還を無事迎えればハイリターンに

 なんと、一時は63.50円まで下落した。このときにCBを買い、シャープが潰れずに来年9月の償還を無事迎えたら、100円になって戻ってくる。なんと1.5倍近いリターンになるのだ。

「潰れなければ、かなりよい利回りが期待できます。経営陣が再建への道筋を出していますし、私は来年9月までにシャープが潰れることはないと思っています。それに、潰れたとしても転換社債は紙くずにならずにお金が戻ってくる可能性もあります。山一証券などは、償還前でしたが満額戻ってきた例もありますから、株を買うより転換社債のほうが断然イイ」

 ハイリスクではあるが、高利回りは魅力。どうしてもシャープを応援したい人は株を買うよりもCBを一考してみるのが手かも。

【本吉 亮氏】
T&Cフィナンシャルリサーチ日本株マネージャー。ファンダメンタルズ分析が得意でデータに基づいた日本株の分析を行う

取材・文/上野 智(ミドルマン) 図版/ミューズグラフィック
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