男の妊活事情「不妊原因の50%は男性です」
8組に1組が不妊に悩む“不妊大国ニッポン”の現状を掘り下げるべく、不妊治療中の男女100人(30~45歳)にアンケートを実施した。
すると、男女では妊活に対する意識の差が垣間見れる結果となった。まず、Q1「妊活を始めたきっかけは?」について、大多数が「妻発信」と回答。「女はリミットがあるから、男よりも焦って当然です」(36歳・専業主婦)
[妊活アンケートQ&A]
現在不妊治療中で、まだ妊娠に至ってない男女各100名(30歳~45歳)が回答
※Q2~4の詳細データは週刊SPA!10/30発売号に掲載
Q1. 妊活を始めようとした主なきっかけは何ですか?
【男】
妻から言われた:72
自分から言い出した:26
妻の親から言われた:1
自分の親から言われた:1
【女】
自分から言い出した:88
夫から言われた:7
夫の親から言われた:2
自分の親から言われた:3
次に、Q2で「今まで使った金額」を聞くと、20~30%が100万円以上の大台を突破。保険が効かないため、治療が長引けば高額治療は避けて通れないようだ。尚、東京都の場合は体外受精と顕微授精をする際に一回15万円の助成金を申請することができる(初年度は3回まで)。ただし、「夫婦の所得額の合計が730万円未満」という条件付きだ。この制度に対し、アンケートでも異を唱える女性は多い。
「東京で生活していて、共稼ぎの夫婦だったら大体730万円は超えるでしょ? それ以下だったら、そもそも子どもを産み育てる余裕がないわけで。つまり、この助成金はまったく意味なし!」(37歳・女性・金融)
Q3の「いつまで続ける?」には、男女ともに「妊娠するまで」との回答がダントツ。Q4の「妊活を公表しているか?」には、男性は「夫婦だけの秘密」と回答する人が一番多かった。
「肉体的精神的に負担がかかるのは妻なんで、『体外受精を始めた』なんて誰にも言えませんよ。男連中で飲んでるときに『子作りセックスは大変だ』と愚痴ったりする程度ですね」(39歳・男性・出版)
とはいえ、不妊の原因は女性だけにあるわけではない。恵比寿つじクリニックの辻祐治院長は言う。
「不妊の原因の50%は男性です。加齢で精子のクオリティは下がり、運動率の低下などにつながります」
プライベートなことだけに、なかなか詳しくは聞けない“男の妊活”生活。10/30発売の週刊SPA!「男の妊活シリアス白書」特集では、妊活アンケートの詳しい回答の他、妊活中の男性たちを徹底取材。妊活経験のある著名人や医師によるアドバイスも掲載している。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
『週刊SPA!11/6号(10/30発売)』 表紙の人/中越典子 電子雑誌版も発売中! 詳細・購入はこちらから ※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める! |
ハッシュタグ