折りたたみ式ポメラ史上最薄の29mm!「DM25」の実用度は?
【キングジム ポメラ DM25】
2秒で起動し、単4形アルカリ乾電池2本で約20時間使えるデジタルメモツール。640×480ドットの5型モノクロ液晶と17mmピッチのキーボードはそのままに、折りたたみ式のポメラとしては最薄の厚み29mmを実現している。縦書き表示や1行あたりの文字数の指定が可能になり、通常サイズのSDHCカードにも対応した。サイズと重量はW145×D100×H29mm/約360gとなる。実勢価格2万7000円。 ◆折りたたみポメラの最上位DM25の進化の度合いを探る! 「DM25」は、ポメラの原型といえる折りたたみ式の最強モデルだ。折りたたみ上位の「DM20」と同じ画面サイズとキーピッチを確保しながら、重さ10g、厚さ4mmのダイエットに成功。モバイルガジェットとしての魅力が磨かれている。それでいて機能面の充実ぶりも目を見張る。ポメラ唯一のストレート型にして最上位の「DM100」から、縦書き表示やグリッド表示、文字数や行数を指定した表示モードを取り入れており、多彩なスタイルでメモできるようになっているのだ。画面いっぱいを使うプレーンな横書きスタイルも便利だが、メモを使う書類の体裁が決まっているなら、それに合わせて書いたほうが作業効率は確実に上がる。加えて、月間表示だけだった「日付メモ」モードに週間表示がプラスされたほか、漢字変換エンジン「ATOK」に、PC版のユーザー辞書が取り込めるようになったのも見逃せない。 システム手帳のような柔軟なスケジュール管理と、メインPCで使い慣れた入力性が組み込めるようになっているのだ。DM100のようなBluetoothキーボード機能は持たないが、道具として確実に使い道を広げている。打ち合わせのメモや新企画の草案、本格的な報告書から緻密なスケジュール管理まで、あらゆる場面で最上の入力環境が素早く整えられるはずだ。DM25本体には最大3万字のファイルを最大1000個保存できるが、その容量を十分に活用できる度量があるといえる。 ただ、いざ購入となると、どうしても価格面が気になってしまう。ポメラシリーズは従来モデルも併売されており、新モデルが登場するたびに市場価格が下がる。実勢2万7000円は決して高くはないが、店頭で隣に並ぶ実勢1万7000円弱のDM20や2万5000円のDM100を見ると、絶対に目移りしないという自信はない。ラインナップの機能差を見極め、これだ!という強い確信を持って買うべき製品だ。◆サブカルライター・古田雄介の物欲刺激度 2/3
◆編集担当Kの物欲刺激度 2/3
『キングジム ポメラ DM25』 見やすさにこだわった大画面 |
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