雪まつり、ピューロランド…プロジェクションマッピング事例集
アート施設や街の壁面、エンタメショーで近頃よく見かける「プロジェクションマッピング」という映像演出技術。思わず見る人の足を止めるその技術とは、いかなるものなのか。そして、ブームの理由は何なのだろうか?
⇒【前回】映像演出技術「プロジェクションマッピング」ブームの理由
◆テーマパークから地域の祭りまで ’13 プロジェクションマッピング事例
【2月第64回さっぽろ雪まつり】
今年の2/5~8、大通5丁目東会場「環境ひろば」大雪像「豊平館」にて。11日まで実施予定だったが、予想を上回る来場者により、安全管理の面で中止となった
【6月~サンリオピューロランド「キキ&ララの星空の旅」】
6/29から始まったショー。観客がアクションを加えるシーンをプロジェクションマッピングで演出することで、より世界観に入り込める参加型ショーとなっている
【7月~横浜ランドマークタワー「ドックヤードガーデン」】
7/16から始まった「180度体感型プロジェクションマッピング」。かつて造船所のドックだった独特の形状を活かし、高さ約10m、横幅約29mの船型の石壁に沿って映像を投影
◆アプリを使って自宅でマッピングショーを演出
iPhone・iPadアプリを使えば、自宅でも簡易プロジェクションマッピングを楽しめる。「Prspctv」(350円)、「DynaMapper」(450円)は、いずれもアプリ内で投影したい画の形状や色を操作して、立体物にマッピング可能。カメラロールに入っている水族館で撮った画像や、海の写真を部屋の壁にマッピングすれば、家にいながらにして爽やかな夏が演出できそうだ。
オブジェクトに複数のテクスチャーを貼り付けておけば、画面をタップして切り替えられる。ただし、いずれもプロジェクターが必要なため、誰でも今すぐお手軽に、とはいかないが……。なお、「DynaMapper」のほうはiPad専用アプリ。
取材・文/朝井麻由美 取材協力:本田技研工業 CR-Z MOVE篇 A&P:電通+TYOプロダクションズ1 SHINBASHI-2
― プロジェクションマッピング人気の秘密【3】 ―
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