混戦予想の「ゆるキャラグランプリ」。エントリー数は過去最多
今年も開催される日本最大のゆるキャラ人気投票「ゆるキャラグランプリ」(公式サイト http://www.yurugp.jp)。今年のテーマは「地域、企業、日本を元気に!」という「3つの元気」。その投票が17日から開始され、投票カウントダウンイベントが新宿で開催された。
「ゆるキャラグランプリ」は、11年大会では熊本県のくまモンが、12年大会では愛媛県今治市のバリィさんがグランプリとなり、その後の目覚ましい活躍は周知のとおり。今年のグランプリには、くまモン、バリィさんは、エントリーせず、アンバサダーとしてPRや応援にまわる。
昨年のグランプリは865キャラクターがエントリーし、総投票数は659万票以上となったが、今年は登録開始から1か月たった9月17日時点で、すでに現在で去年を上回る1108キャラクターがエントリーしており、さらなる熱戦が予想されている。上位に入賞すれば注目度が高まるだけに、地元で出陣式を行ったり、投票開始に合わせてイベントを行うなど、全国各自治体の選挙活動にも力が入る。
ゆるキャラという言葉が登場してから十年、ひこにゃん、せんとくんなどのブームを経てゆるキャラグランプリで完全にゆるキャラは文化として定着。町おこしの救世主的な存在になった。
これほど大きなイベントに成長したことについて、ゆるキャラグランプリ実行委員長の西秀一郎氏は次のように語る。
「国民的行事になってくれましたね。今年は企業のキャラクターの枠を作ったのですが、何の告知もしていないのに名だたるキャラクターが集まってくれて。こういうのがいいですよね、ゆるくてほのぼのしていて。たぶん2020年の東京五輪では、ゆるキャラがおもてなしをすると思いますよ(笑)」
混戦が予想される今年のゆるキャラグランプリ。浜松市の出世大名家康くん、栃木県のさのまる、群馬県のぐんまちゃんなど昨年の上位が今年も制するのか、ダークホースが躍り出るか。あと2か月、目が離せなくなりそうだ。
キャラクターのエントリーは9月30日まで。投票締め切りは11月8日。11月24日埼玉県羽生市の「ゆるキャラサミットin羽生」にて表彰式が行われる。
<取材・文・写真/日刊SPA!取材班>
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