雑学

素人がアイドルプロデューサーをはじめた理由

T☆P☆G

「もし、プロデューサーをやめるにしても、結果を出してから」と語るたいし氏と、12月に再デビューの新生T☆P☆Gで活動予定の佐藤愛魅さん

 アイドルが割拠する今、「アイドルになりたい」という女のコの夢のハードルは下がり、同時に「アイドルを育ててみたい」という本懐を遂げるチャンスも増えている。素人ながら、アイドルのプロデュース業を始めた人々の紆余曲折と喜びとは?

 そもそもアイドル好きではなく、今でも「どうせライブを見るならバンドがいい」と言うたいし氏(29歳)が、プロデューサーを始めるきっかけはミクシィだった。

「マイミクさんに『アイドルになりたい!』と言うコがいて、ふと『じゃあ、僕がプロデュースしようか』って。アイドル志望のコミュニティにいるコにメッセージを送ったり、アメブロの掲示板で募集をしたりして、メンバーを集め始めたんです」

 声を掛けては無視されること、100回以上。そもそものきっかけのマイミクさんが参加をやめたりと、紆余曲折のスタートながら5人のメンバーが集まった。

 同時にたいし氏は、地下アイドルのイベントを研究のため見学しつつ、イベント主催者に連絡を取り、出演先のライブも確保。グループ名はT☆P☆G(てぃあら・ぷりんせす・がーるず)に決定し、メンバー募集から3か月後の昨年4月にデビューを果たす。

「最近は地下アイドルが10~15分の持ち時間で何組も出演するイベントも多く、デビューは簡単です。『女のコなら誰でも』というレベルのイベントもあります。そこではカバー曲を歌う人が大半だったので、我々もまずはカバーで。好きな曲を歌うのが一番ですから、メンバーに好きなアイドルソングやアニソンを選んでもらいました」

 その後は月2回ほどライブ出演を続けたが、移籍や引退するメンバーも現れ、半年後には活動休止に。そこでたいし氏はイベントプロデュース業を開始する。が、出演者側のチケットノルマが一般的ではないアイドル系イベントは主催者のリスクは大きく……。

「初主催イベントの来場者は9人で大赤字でした。それでも、月2~3回の頻度で続けていくと、アイドルや事務所との繋がりもできてきて、多いときで6万円の利益が出たかな。まあ、10万円の赤字のときもありますが(笑)」

 一方でT☆P☆Gも新メンバーが集まりこの12月に再デビュー。

「歌う曲の選定などは中心メンバーに任せる方向で、コンセプトは『アイドルがプロデュースするアイドル』。僕はプロデューサーというより……保護者ですよ」

 そう微笑むたいし氏の仕事は日払いの倉庫内作業。時間が自由になり、ライブが優先できるため。月20日程度働いた稼ぎは、イベントの赤字補填にも使われる。

「コネなど何もないところから、事務所さんとの繋がりなどができ、自分の範囲が広がっていくのが楽しい。いずれはイベントプロデュースを本業にしたいですね」 <取材・文/週刊SPA!編集部>

【T☆P☆G情報】
たいし氏の主催イベント「ぷりんせすぱーてぃー」は11月22日、11月30日、12月7日などに開催予定。イベントの詳しい場所や時間のほか、T☆P☆Gの活動状況なども公式ブログで確認を。http://ameblo.jp/legendful

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