李明博の竹島上陸が「韓国嫌い」を加速させた

現在35歳の読者が学生だった頃、つまりほんの十数年前まで「韓国が大嫌いだ!」という日本人はそう多くなかった。ところが今や「嫌韓派」は堂々たるマジョリティ。夕刊紙は嫌韓記事を日々連発、韓国批判がテーマの新書はたちまち増刷。一体なぜか? それを検証すべく、’00年代以降に起きた韓国関連の主な事件をピックアップ。300人アンケートから「当時、韓国への反感が増した」と回答した人の割合を年表にまとめたところ、’11年頃を境にムカツキ度が加速していた。 <年表> ◆2007~2013年韓国ムカつき事件簿 ※%の数字は「当時、韓国に対する反感が増した」と回答した人の割合 ⇒「2001~2006年韓国ムカつき事件簿」はコチラ 【’07年】 ●米大学で韓国人留学生による銃乱射事件発生 バージニア工科大学で起きた銃乱射事件。死亡33人と犠牲者数は史上最悪となった。容疑者は韓国籍の男子学生であり、米国内でも反韓感情が高まったという:22.7% 【’09年】 ●アメリカで「慰安婦の碑」建立運動始まる 慰安婦の碑’09年頃より慰安婦強制連行の真偽は諸説あるが、米国では“紛うことなき事実”として知らしめるロビー活動が進行。在米邦人も堪忍袋の緒が切れ、像を撤去する運動を開始した:43.3% ●第2回WBC。韓国チームがマウンドに太極旗を立てる WBC日本代表に勝利した際の示威行為だが、世界的には「スポーツマンシップを欠く」と大ひんしゅく。結局、優勝したのは日本。実は第1回大会でもまったく同じ展開に:39.3% 【’10年】 ●バンクーバー五輪で浅田真央とキム・ヨナが対決 国民的アイドル・浅田真央のピンチに国士が熱り立つ。「スポーツ大会は韓国の不正を暴く格好の機会」(42歳・商社)。キム・ヨナの金メダルには怒りの検証サイトが乱立:17.7% ●K-POPブームが本格化 日本メディアをジャックしつつ、反日精神も忘れないK-POPアイドル。「日本に笑顔を振りまいて荒稼ぎしてるくせに、実は反日という矛盾に耐えられない」(45歳・主婦):22.3% ●フランスの「ジャパンエキスポ」に韓国ブース出展 日本の文化を広めるための博覧会なのに、なぜか出展している韓国ブース。最近のニュースでは、コスプレイヤー一同が江南スタイルで踊っているという報告も:19% 【’11年】 ●東日本大震災に対する韓国の反応 一部の韓国人からは許しがたい言動が。YouTubeに「一瞬に死んでください」といった不謹慎動画、サッカー会場では「日本の大地震をお祝いします」などの垂れ幕も:38.3% ●スイーツ世界大会で韓国チームが日本チームを妨害 ’10年に開催されたスイーツ世界大会の模様が’11年にテレビ朝日系の番組で放送された。日本チームのアイスクリーム融解を狙い、共用冷蔵庫を開けっ放しに! そして、審判から厳重注意。韓国代表は「日本にだけは負けたくないんだよ」:44.7% ●高岡蒼甫ツイッター事件→お台場デモ ネットでは芸能人までもが韓流やテレビ局を公然と批判。一方、怒れる有志はついにリアル決起。お台場デモは数千人レベルへ膨らみ、一般層への波及を見せつけた:26% ~第2次嫌韓ブーム@お茶の間~ 【’12年】 ●李明博大統領の竹島上陸&天皇への謝罪要求 李明博大統領,竹島過熱する反日シーンに、ついに登場した国家元首。日本メディアも驚愕の一斉報道で、一挙に嫌韓派を国民のマジョリティへと押し上げた:61.3% ●ロンドン五輪サッカー男子日韓戦での「独島パフォーマンス」 幾度となくタブーを打ち破ってきた韓国がまたやってしまった。「恥ずかしい行いに対して、世論まで『よくやった』と喝采を送るのが実に腹立たしい」(40歳・SE):43% 【’13年】 ●観音寺(対馬市)の仏像窃盗事件 ’12年に泥棒された日本の仏像を韓国が保護。そしてまさかの返却拒否。韓国文化財庁は返還の意向を見せたが、韓国地裁が返還差し止め。反日のためなら国際法もぶっちぎる:52.7% ●パク・クネ氏が大統領就任→「1000年恨む」発言 独立運動記念式典の演説にて。「反日も『未来の友好のために我慢』と思っていた。しかし、1000年恨まれるなら無意味。同情する気が失せた」(48歳・主婦):32.3% ●在特会のデモとカウンターの衝突が激化 在特会のヘイトスピーチ問題が取り沙汰される中、「韓国への反韓が増した」と答えた人が27.3%なのに対し「日本と韓国どっちもどっち」は11.7%にとどまった:27.3% ― 日本人はなぜこれほど韓国が嫌いになったのか?【2】 ―
嘘だらけの日韓近現代史

日韓近現代史の「真実」を明らかにすることで、厄介な「隣人」の正体を描きだす

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