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日本一の激流 で練習する“ラフティング界のなでしこジャパン”

なでしこジャパンのW杯優勝は確かに素晴らしかった。でも、日本にはまだまだすごい人たちがいる。世間ではあまり知られていないけど、実は世界で活躍しているマイナー競技の“偉大なチャンピオン”たち。その奮戦ぶりと日々の鍛錬、競技への情熱を、しかと見よ!

【ラフティング】
ザ リバーフェイス(10年世界選手権女子4人乗り優勝)

◆日本一の激流と言われる徳島県の吉野川を本拠地に練習してます

ザ リバーフェイス

後列一番右が阿部さん。7人のうち阿部さんを含む5人はラフティングのガイドの仕事をしている

07年に結成された女子レースラフティングチーム「ザ リバーフェイス」。09年には6人制の世界大会で2位、10年には20か国ほどが参加した4人制の世界選手権で念願の総合優勝を果たす。

“ラフティング界のなでしこジャパン”の躍進の秘密をリーダー・阿部雅代さん(33)に伺った。

「まず練習量の多さ。寒い国だと冬の間は練習できないんですが、私たちは真冬でもウエットスーツを着込んで、早朝5時半からの朝練を週6でやっています。それに日本一の激流と言われている徳島県の吉野川で練習していますから、練習環境にも恵まれている。ただ鮎釣りのシーズンは漁業組合さんと協定して練習時間を決めるので、制限があるんですけどね」

昨年の大会は、500m以内の短距離を漕ぐスプリント、規定のゲートを通過していくスラローム、5000m以上の長距離を漕ぐダウンリバーの合計点で競われた。

「スプリントは2艇で競うもので、ガンガン漕ぎまくってボート同士が激しくぶつかり合うこともある。ダウンリバーは1時間前後漕ぎっぱなしなのでスタミナ勝負。いずれの種目もチーム全員でひとつのボートを動かしますから、みんなが共通のイメージを持って連携しないといい結果は残せません」
昨年はスプリントとスラロームでメダルを逃したが、ダウンリバーで一気に点数を稼いで逆転優勝。

「来月コスタリカで開かれる世界選手権で今年は6人制で優勝したい!なでしこジャパンのように注目されたいですね(笑)」


【ザ リバーフェイスのブログ】http://the-riverface.blogspot.com/

写真/坪根道生

― 知られざる偉大な日本人王者大集合【6】 ―

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