社会人として「忘年会の誘い」は何件あれば合格?
<社会人偏差値がわかる人脈力検定>
Q:今年の社外の忘年会の誘いは?
A:0件
B:1~3件
C:5件
D:それ以上
この時期であれば、人脈を測るモノサシとなるのは社外の忘年会だ。たとえ交流があったとして一定以上の関係でなければ、呼ばれることはない。「営業マンなど日頃から社外と接点のある人は5件以上の忘年会の誘いを受けて当たり前」とは『バカでも年収1000万円』著者の伊藤喜之氏だ。これでも最近は忘年会の回数が減少傾向にあり、ひと昔前に比べると少ないほう。一方、営業と違って内勤の部署でも社外の忘年会の誘いがゼロではサラリーマンとして恥ずかしい。特に、こうした忘年会や年明けに行われる新年会では、お互い初対面という人もいるだろうし、新たな人脈を築くチャンスでもある。もし誘われたら他のスケジュールを調整してでも参加して人脈開拓に努めるべきだろう。
だた、多くのサラリーマンは、社外の人脈は少ないはず。「社外の人脈こそ重要」と説くのは、前出の伊藤氏だ。
「社外の人脈は社内では知りえない情報やチャンスがあり、それを活かせば新規の受注や自らの勉強につながり、お金になります。とはいえ、社外なので、自ら仕掛けて人脈作りをするしか手段はありません。でも、『人に好かれたい、嫌われたくない』と思うあまり、積極的になれない人が多い。でも、人脈力をつけたいなら全員から好かれることは諦めるべき。ダメなら切り捨てるくらいでいいんです」
冒頭にも言ったように、相手へメリットを感じさせるアピールをすることが繋がる第一歩だ。
「相手の困っているコト、欲しいモノを予測し、ブッ込むんです。それには“弱点レーダー”が必要ですね。会って話を聞く。回数で言えば、1回では足りない。僕はこれを “メリット貯金”と呼んでいるんですが、3回分くらい貯金を作ると、今度は相手がこっちのお願いを聞いてくれるようになります」
それだけ相手に会う回数が必要になってくる。
「よく『出会いがない』と嘆く人がいますが、僕に言わせればそんな言葉を吐く時点で終わってます。「出会い」って言葉自体が受け身で、『自分には人脈がない』と言っているのと同じ。30代になったら週1回以上は、社外の人間と会っていないと、ダメでしょう」
ではゼロから社外の人脈を構築するにはどうすれば?
「名刺交換はしますよね? 取り引き先や交流会で。そのちょっとした出会いを即座に人脈に変えるんです。僕の場合、その場で次の約束にこぎつける口実を考えます。それが無理なら、会った後、メールではなく電話でお礼を言います。ただし、これは会った24時間以内にするのが鉄則。とにかく、誰と会っても、その後のつき合いが生まれなければ無意味。『次のアポをとれるかどうか』が鍵。アポが取れただけで大きな一歩です」
出会いをいかに人脈に変えるか。次回から動き出してみるべし! 週刊SPA!12月17日発売号では「社会人偏差値がわかる人脈力検定」という特集を組んでいる。ぜひ挑戦してみてほしい。 <取材・文/高島昌俊 イラスト/タカハラユウスケ>
※ちなみに30~40代サラリーマン100人調査では、D「達人」(4%) C「合格」(3%) B「普通」(64%) A「残念」(29%)という結果に。
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